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剣士「ギルガメッシュ...貴方、ずいぶんと帰りが遅かったようですね。」
ギルガメッシュ「...」
剣士「第六異聞帯に会いたい者がいると言ったのは貴方でした。探し物もそこにあると、そう言ったのは貴方でした。成果は持ち帰ってきたんでしょうね!?鬼殺隊の柱と名乗っておきながら、鬼殺隊の使命から逃げてまで!」
ギルガメッシュ「あの...俺、何も...」
剣士「何も覚えてないとは言わせませんよ!?さあ!!!吐け!!!」
俺は、誰に会いたがってたんだろう。俺は、何を探していたんだろう。
剣士「...ッ!」
煉獄「久しぶりだな。」
剣士「...し、しょ...何故?何故死人が!?」
藤丸「御法川さん、俺は藤丸立香といいます。この異聞帯を調査する前に、頼みたいことがあるんです。」
剣士「...何ですか。」
藤丸「天界を知りませんか?俺達は天界という場所に向かい、大切な仲間を助けたいんです。...昔からお世話になっている...すごく大切な先輩なんです。」
剣士「天界...ええ、知ってますよ。ですが天界は死者のみが立ち入ることを許された世界。貴方たちに立ち入ることなど...」
この人は俺のことを知っている。しかも俺は第六異聞帯へと繋がる道を知っていたときた。...知っていた?歩き続けただけなのか?
カルデアが白紙化した地球に現れるまで、数ヵ月の時があった。俺はそれまでに第六異聞帯へ辿り着き、そして第一異聞帯へ...
剣士「いえ、師匠なら可能ですね。別に道を教えても構いませんが、まずはこちらのお手伝いをしてもらわなければ。明後日、我らと共に無限城へ向かいましょう。そこで人と鬼の長きに渡る戦いに、終止符を打つのです。」
マシュ「人と鬼の...!なんだか、とても熱い展開が来ましたね!」
サンソン「剣士さん、その無限城というのは?」
剣士「出口も何もない、一度そこに踏み入れば死が確定する鬼の本拠地。鬼殺隊の柱は痣の限界を越え、今もなお決戦に向けて特訓を続けています。我らの勝機は、魔術師が来たこの時しかないのです!どうかお願いします!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月24日 21時