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鬼殺の剣士たち ページ18

ダ・ヴィンチ「お疲れ様〜!今は元気でいよう!明るさを保つのが一番大事だよ!」

ギルガメッシュ「...」

まだ聞こえる。

彼らが偵察に向かった、あの瞬間から。

助けて、王様。助けて、ギルガメッシュ。貴方は黄金の王、貴方は最古の王、貴方は最強の王!自らそう名乗ったのに、どうして助けてくれないの!?

その叫びが...ずっと...

炭治郎「すごい...シャドウ・ボーダーもなかなかの速度です。」

我妻「走った方が速いんじゃ...」

ゴルドルフ「走った方が速い!?ま、マジで言ってます?」

我妻「うん。」

俺は...此処に来たことがある?

煉獄「着いたようだな!まずは鬼殺隊最強の剣士、御法川Aに会いに行こう。」

藤丸「最強...!あれ?その名前ってどこかで聞いたような...」

煉獄「彼女は俺の自慢の継子だ。俺の羽織と刀を継ぎ、鬼の頚を何度も斬り落としている。俺も知らないうちに、たくさんの功績を残しているんだ。君達も彼女に会ったら、敬意をもって接しなさい。ゴルドルフ、君もだ。礼儀のない者はその場で敵と断定する、なんて厄介な性質を持ち合わせているからね。」

記憶を失う前、俺は何処にいたのだろう。

炭治郎「そういえばギルガメッシュさん、探し物は見つけれたんですか?」

ギルガメッシュ「え...探し物?」

我妻「お前が言ってたことだろ?探し物はなんだったんだ?」

ギルガメッシュ「あの...俺は皆さんのことを知らないんです。何の話なんですか。」

炭治郎「だから、ギルガメッシュは鬼殺隊の金柱だろ?我は黄金の王だーって言いながら、金柱なんて名乗っていたし。」

鬼殺隊の柱?俺みたいな弱虫が?

炭治郎「...ここだ。あっ...」

ホームズ「?」

炭治郎「その...仕事を投げ出して皆さんを迎えに来てしまったので、Aがすごく怒ってて...」

ホームズ「おっと。」

剣士「お前ら全員外に出ろ!!!私の前で跪き、内二名は反省の言葉を千文字以上で述べよ!!!」

我妻「マジギレじゃん!?ほらギルガメッシュ、さっさと外に出るぞ!」

ギルガメッシュ「うわっ!?」

...そこに、この世界で最強と言われる女が立っていた。

すべての呼吸を使い、すべての命に敬意を払い、世に蔓延る鬼を殺す者。

剣士「ギルガメッシュ...貴方、ずいぶんと帰りが遅かったようですね。」

そして、俺のことを知る、マスターさんと同じ名前の人。

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月24日 21時

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