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マシュ「敵生命、絶命しません...!再生能力が異常です!」
『その敵には魔力も何もない!ただ...なんだろう。おぞましい何かが彼の中を這いずってるような...』
形は人だが、人と呼ぶにはあまりにも恐ろしく。何と呼べばいいのだろう。角があり、人を殺すための牙があり、歯があり...
煉獄「鬼。鬼舞辻無惨が自分の細胞を人間に分け与えることで、鬼という怪物に変化してしまった。」
マシュ「...!」
煉獄「あの血...自分の家族か友人か、他人を食らってしまったのだろう。もう楽にしてやらなければ。炎の呼吸、参ノ型...」
鬼、彼はそう呼び刀を抜いた。
小さくとも強い呼吸と、人とは思えない握力で刀を握る。刀は炎を纏ったように見え、その炎は鬼の頚を斬り落とした。
煉獄「気炎万象。」
上から下へ、狐を描くように。
鬼は灰となり、自身が身に付けていたものだけを遺して消え去った。
煉獄「...」
マシュ「...人が...鬼に...」
煉獄「この世界にも君達の味方はいる。鬼を狩る者、生前俺が所属していた組織。その組織の名は鬼殺隊だ。」
藤丸「鬼殺隊...」
煉獄「ああ。そこにも鬼が三人ほど存在するが、その鬼は味方だ。どうか仲良くしてやってほしい。」
.→←鬼の地(作中で西暦は明言されていません。ご注意ください。)
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月24日 21時