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エレン｢チッ...弓だけは相変わらず成長を続けているな。｣
マシュ｢先輩を返してください...！｣
エレン｢コイツを使ってあの人を誘き寄せなきゃいけない。...戦力を増やし、あの世界に復讐をするためだ。死んだ後でもよければ返してやるよ。｣
ジャンヌ｢待ちなさい...！｣
アサシン｢いけませんわね。貴女たちの肉と血、臓を戴くためにもその先には進ませないわ。｣
ランサー｢強欲だな。では魂は私が戴こう。｣
アサシン｢...私より美しいものは許さない。それより...私より美しいものの血は、どれほど私を美しくしてくれるのかしら？｣
藤丸｢...やるしかない。ここを突破して、あのサーヴァントとAを追いかける！｣
『なるべく急いでくれ！サーヴァントが彼女の体から離れたことによって、Aのパラメーターが悪化している！おそらくは爆発に巻き込まれた時と同じ状況...そう時間はない！』
｢がはっ｣
エレン｢...何処にいる？貴方が出てこないなら、この人は死にますよ。ずっとずっと...呆れるほど退屈な時間だったでしょう。その時間を無駄にすると？｣
来るはずがない。私を見捨てたあのサーヴァントが、私を助けるはずがない。
｢...｣
せめて...あの涙の真意を知りたかった。何故娘に、妻に似ているだけで私に慈悲をくれたのか。どうして私に優しくしてくれたのか。そのすべてを知りたかった。
エレン｢...！｣
？｢...久しいな。セミの小 便以下に成り下がりやがって...｣
エレン｢ああ...ようやく会えましたね、リヴァイ兵長。｣
｢...この人...が...？｣
リヴァイ｢マスター、少しだけでいい。俺と共に戦ってくれないか。｣
｢私を...マスターと呼ぶの？｣
リヴァイ｢ああ。体は少し楽になったか？簡易的にだが治療を施した。これ以上は物理でやるしかない。｣
私を助けてくれた...勇敢なサーヴァントが情けないマスターを助けてくれた。
助けられたマスターにできることは、ただ一つ。
｢令呪を以て命じます。全身全霊で、あの男を殺しなさい。｣
リヴァイ｢...了解した、マスター！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月27日 10時
