. ページ45
ジャンヌ・オルタ｢どうせ貴女たちには理解できないでしょうね。特に私...いつまでも聖人を気取ってる。憎しみも喜びも見ないフリをして、人間的成長を全くしなくなったお綺麗な聖処 女さまには！｣
ジャンヌ｢な...｣
『いや、サーヴァントは人間的成長...とは言わないよね？』
...そうか。彼らがジャンヌを...
エレン｢そうだ、A。そのままゆっくり思い出せ。｣
サシャ｢近付くな！！！｣
エレン｢お前は幸せを手に入れながら、足を奪われた。あの国にもお前を快く思わない愚者がいた。｣
｢...それは｣
エレン｢思い出してくださいよ、兵長。人類が自分の大切な娘に、妻にしたことを！！！｣
｢ッ...！｣
エレンの干渉？いや...今のは
マシュ｢先輩！！！｣
『これは...サーヴァントの力が消えた！？確かに完璧に融合されていたのに...！』
ジャンヌ・オルタ｢...｣
『ちょっ、コンソールが燃えだした！？睨むだけで相手を呪えるとかチートじゃないか！！！』
私の想いを察して、私を見限ったか...それが妥当だろう。一人の言葉でこんなにも揺らぐ私がマスターとして、サーヴァントとしてやっていけるはずがない。
ジャンヌ｢...貴女は、本当に私なのですか...？｣
ジャンヌ・オルタ｢呆れた。ここまでわかりやすく演じてあげたのに、まだそんな疑問を持つなんて。なんて醜い正義なのでしょう。この憤怒を理解する気さえないとは。ああ、私は理解しましたよ。今の貴女の姿で、私という英霊のすべてを思い知った。貴女はルーラーでもなければ、ジャンヌダルクでもない。私が捨てた、ただの残り滓にすぎません。｣
ジャンヌ｢...！｣
ジャンヌ・オルタ｢バーサーク・ランサー、バーサーク・アサシン、その田舎娘を始末なさい。バーサーク・アヴェンジャー、貴女はそこの娘と二人になりたいんでしょう？さっさと連れていきなさい。｣
エレン｢感謝する。｣
｢...！？離してッ...！｣
サシャ｢いい加減にしろお！！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月27日 10時
