巨人崩壊帝国パラディ島 FGO×進撃の巨人 (ページ39)

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彼女はルーラー、裁定者という役割を持つサーヴァント。

本来なら聖杯戦争の知識が与えられているはずだが、その知識は皆無。ステータスもランクダウンしており、真名看破もできない状態にある。

...そして判明したのは、この世界にはジャンヌ・ダルクが二人いるという事実。

シャルル七世が死に、オルレアンは占拠された。それはフランスという国家の崩壊を意味しており、私達の文明も百年以上停滞してしまうという意味で、この場所が特異点となっていた。

サシャ｢では、明日はオルレアンに向かって都市を奪還しましょう！そして歴史を崩壊させようとしている原因、もう一人のジャンヌ・ダルクを倒す！｣

｢...指揮されたくないなぁ。そもそも貴方の自己紹介は終わってないよね？｣

サシャ｢そうでした...私は調査兵団リヴァイ班所属、サシャ・ブラウスです。訓練当時の成績は、故郷で自慢できるぐらいすごいんですよ！元々は狩人の一族でしたので、あのワイバーンも弱点さえ分かればすぐ仕留めれます！｣

『うーん...やっぱりわからないな。どの歴史にも登場しない君の言うことが本当なのか、ボクにも分からないよ。』

藤丸｢本当だと思いますよ。こんな状況下で盗み食いをするような人が、嘘をつけるとは思えません。｣

サシャ｢ノー・ディス！如何なる時代においても、女性をそんな方法でいじり倒すのは問題だと思います！｣

｢...とにかく、私達の目的は一致してるみたいだし...暫くは共に戦った方がいいんじゃないかな？｣

ジャンヌ｢本当...ですか？...それなら、暫くの間ですがよろしくお願いします。味方が増えると心強いです！｣

結局サシャ・ブラウスの事については分からなかったけど...その日は少し安心して眠れた。

彼女の持っていた肉については一切触れないことにする。どこから盗んできたとか、ワイバーンの肉だとか...地味に罪悪感に苛まれるような気がするから。