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｢...ッ！｣
藤丸｢A！｣
｢ああ...大丈夫だよ。さっきの戦闘の衝撃もあったんだろうね...エレンという男に何か干渉された影響もある。ロマン、敵は木っ端微塵にしたよ。｣
『お疲れ様。かなり無理をしているみたいだし、君は少し休んだ方がいい。』
...この特異点に休める場所など、安息の場などない。とうの昔に滅んでいるに決まっている。
とはいえ、ほんの僅かでも呼吸を忘れてはこの場では生きていけない。さすがに僅かな休憩を入れるべきか。
？｢...まだ来ます！｣
｢またかよッ...｣
？｢って...あれってワイバーンですか！？マーレでは空想上の物語として聞かされていましたが、あんなのは初めて見ました！｣
マシュ｢はい！あれはワイバーンと呼ばれる竜の亜種体です！｣
藤丸｢そういう生き物を見れたことに感動こそはあるけど、この時代には存在してはいけないものだ！間違っても！絶対に！！！｣
？｢...貴方の名前は？｣
藤丸｢藤丸立香！｣
？｢藤丸さん、仮契約ですが貴方のサーヴァントとなります。思う存分私を使ってください！｣
藤丸｢せめて名前を！｣
サシャ｢私の名前はサシャ・ブラウス！ただの狩人です！｣
狩人は狩ることに慣れた存在...だからってワイバーンを仕留めるのは至難の技だ。
無理やり体を使えば、ある程度見込みはある。それでも此処にいる兵士を守れるかと聞かれたらNOだ。確実に守れない。
？｢兵たちよ、水を被りなさい！彼らの炎を一瞬ですが防げます！｣
マシュ｢えっ...？｣
？｢そこの御方！どうか、武器を取って戦ってください！私と共に続いてください！｣
｢...どこの誰かは知らないけど、とりあえず助かりそうだね...！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月27日 10時
