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レフ｢生きている、とは違うか。君は生前、レイシフトの適性がなかっただろう？肉体があったままでは転移できない。わかるかな？君は死んだ事で初めて、あれほど切望した適性を手に入れたんだ。｣
｢＿＿＿＿所長が、死んでいる？｣
...本当に無傷であってほしかった。無傷なら希望はある。すがれる。
でも奇跡なんて起きなかったんだ。
レフ｢カルデアにももう戻れない。君はカルデアに戻った時点で、その意識が消滅するからね。｣
｢所長...｣
？｢ダメだ、A！｣
｢離して！！！所長が！！！｣
本当に消えてしまう。意識だけでも助かる方法はあるはずだ。まだ、まだ間に合う...！
オルガマリー｢いや...いや、いや！！！誰か助けて！！！こんなところで死にたくない！！！だって、まだ褒められていない...！誰もわたしを認めていないじゃない...！どうしてこんなコトばっかりなのよ！！！｣
？｢っ...カルデアと次元が繋がってる！？｣
｢カルデアスに吸い込まれている...！離してよ！！！あのままじゃ本当に所長が消える！！！｣
オルガマリー｢誰もわたしを評価してくれなかった！みんなわたしを嫌っていた！やだ、やめて...！まだ何もしていない！！！生まれてからずっと、ただの一度も...！｣
｢オルガマリー所長っ...！｣
オルガマリー｢誰にも認めてもらえなかったのに！！！｣
＿＿＿＿消えた。
｢所長...なんで...なんで離さなかったの...！？｣
？｢...君をここで死なせるわけにはいかなかった。私にも、誰かを殺す順番が回ってきたんだよ。｣
レフ｢真名、ハンジ・ゾエ。君もようやく滅ぶ気になったのかな？｣
ハンジ｢...誰が滅ぶものか。私たちはあの地獄を乗り越え、幸せを手に入れた。お前たちが空白の四年間に勝手に介入しただけだ！！！｣
レフ｢どの世界でも小賢しい奴だ...改めて自己紹介をしようか。私はレフ・ライノール・フラウロス。貴様たち人類を処理するために遣わされた、2015年担当者。...最後の忠告だ。カルデアは用済みとなった。お前たち人類はこの時点で滅び、死を迎えている。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月27日 10時
