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オルガマリー｢...全く。まさか一般人が二人もいるなんて...数合わせだなんて驚きよ！？｣
｢ですよねー...私も驚きです。キリキリに免じて許してほしいって頼みたいぐらいですよ。あの馬鹿生きてるかな...｣
マシュ｢あの人を馬鹿呼ばわりできるの、先輩ぐらいですよ。｣
一時間ぐらい雑談しながら特異点を歩いてはいるが、異常は全く見当たらない。低級の者が少々彷徨いてるぐらいで、私たちに害はあまりない。
...特異点、簡単に言えばもしもの世界。この世界では何があって...こんなことになったんだろう。
｢そうだ、サーヴァント系統の知識は説明した方がいい？｣
藤丸｢過去の英雄を使い魔にしたのがサーヴァントで、彼らと契約したのがマスター...だよね？｣
｢お見事！私と同じ一般人なのにすごいね？私は覚えるのに一ヶ月かかった！｣
マシュ｢要するに馬鹿です。｣
｢マシュちゃん！？｣
もう一つ、私と契約したサーヴァントのクラスだ。
サーヴァントには七つのクラスが存在する。
セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、バーサーカー、アサシン...
顕現されたのは服のみで、武器は一切見当たらない。身体能力が格段に上がった事のみがハッキリとしていて、彼がどのような武器を扱っているのかは一切不明だ。
おかげでクラスを特定することもままならない。
｢...武器とか...どうやったら出るんだろ。｣
マシュ｢意識をしてみては？｣
｢出ろ！...無理、出ない。｣
オルガマリー｢馬鹿なの？口に出すことが正しいとは限らないわ。祈る感じでやってみたら？｣
｢...｣
マシュ｢...｣
｢...んー...｣
マシュ｢...！先輩、武器が出てきました！これは...！｣
｢...銃と剣？｣
オルガマリー｢はぁ！？武器が二種類って...！結局セイバーなの！？アーチャーなの！？｣
｢わかってたら苦労しませんよー...｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月27日 10時
