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｢...そういえば藤丸君、君には話したっけ？このカルデアでの使命を。｣
藤丸｢いやー...実は全く思い出せなくて...｣
｢あー...思い出せない、それは私が話し忘れたって事だね。しょうがない、話してあげるよ。｣
私は誰よりも早くカルデアに来た。魔術師とかサーヴァントとか、よくわからない状態ではあったけど...
オルガマリー所長は言った。彼らを血筋関係なく、人類を救うための道具として扱うと。私は私なりにその言葉を翻訳して、"血筋関係なく平等に扱います"と聞こえるようにした。
...人は幻聴に助けられる事があるって聞いたような気がするけど、まさにその通りだ。自分なりの翻訳に助けられた。
｢オルガマリー所長は乱暴だけどさ、見方を変えれば頼りになる味方だよ。｣
オルガマリー｢...｣
｢所長？顔が赤いですよ。｣
オルガマリー｢な、何でもない！！！｣
｢はぁ...藤丸君、ここからが重要。私達がカルデアに集められた理由は、人類史は今年の2016年に突然幕を閉じるということが判明したから。カルデアは2000年の歴史を探り、2004年の歴史を正すために私達をカルデアに集めた。...理解できてる？｣
藤丸｢うん、何とか。Aの説明も分かりやすくて助かるよ。｣
｢それは結構！...本当なら一ヶ月前から訓練していたAチーム、成績上位者八名がこの特異点に来るはずだったんだ。そっから色々って感じだけど...その作戦はレフの手によって消えたね。｣
藤丸｢...そういえば、そのAチームにキリキリって...｣
｢ああ、あれは古い知り合いだよ。本名はキリシュタリア。名前が長いからキリキリって呼んでるだけーっ！｣
藤丸｢ええ...｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年4月27日 10時
