罪悪感とお散步 ページ24
ベッドに入って何時間たっただろう。
寝返りを打ってもなんかしっくりこなくて、あれ？いつもどの向きで寝てたっけ？
目を閉じても、黒目ってどこ向くんだっけ？
いろんなことが気になって、頭が覚醒してしまって眠気がやってこない。
時間を確認しようとスマホをつけると30分ほど前に来ていたジャニオッパのメッセージに気づく。
約束していたカフェ、定休日だったよ。の連絡に他のお店のURLをつけて返せば、スマホがバイブで通話の着信を知らせた。
短パンにサンダルなんてラフな格好で5階に降りる。
エレベーターの前には帽子をかぶったジャニオッパ。
Jo「寝れなかったの？」
「はい、寝方を忘れたみたいです」
ジャニオッパはジム終わりでちょうどシャワーを浴びたところだったらしく、
私が珍しく夜中に返信したもんだから電話をくれた。
寝れないことを伝えればアイス食べる？とコンビニに誘ってくれた。
「わぁー悪いことしてるなぁ」
Jo「あれ？今ダイエットしなきゃいけないんだっけ？」
「そうじゃないんですけど、こないだドヨンオッパと夜食食べちゃって、」
Jo「それぐらい大丈夫」
散歩しながら食べよう、とマンションから一番近いコンビニではなく、公園横のコンビニに入る。
お客さんは私たちしかいなくて、店員さんの姿も見えない。
冷凍庫からチョコのアイスを取れば「Aはやっぱりそれだよね」と笑ってレジに持って行ってくれた。
「オッパが買ってくれたからいつもよりおいしい！」
公園横の川沿いをアイスを食べながら歩く。
Jo「俺もジムで消費したカロリー取り戻した」と笑いながら一緒にアイスを食べてくれる。
オッパと2人で過ごす時間は私の心の整理の時間になる。
悩んでいるわけでもないのに眠れなかったり、なんか気持ちが落ち着かないときはジャニオッパとこうして過ごすと頭がスッキリする。
Jo「で？Aはどう思ったの？」
ジャニオッパは本当に話を聞くのが上手な人で、自分でもわからなかった気持ちを引き出してくれる。
そうやって話しているうちに絡まった気持ちの糸がほどけていくように、整っていく。
「オッパ、今日の散歩はロングコースでもいい？」
Jo「うん、明日昼からだしいいよ」
「やった」
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作者名：メリッサ | 作成日時：2022年8月14日 4時
