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寒い中、私を待っていてくれた洋平さんに温かいココアを用意する。
2つのマグカップを持ってリビングに行くと、
「ここ来て」
と洋平さんはすぐ隣を指差してきた。
私のこたつは正方形で、あまり大きくない。
なのに隣に座ったら窮屈だ。
「狭くないですか…?」
と聞いてみるけど、
「いいから。早く」
と腕を引っ張られ、あっという間に洋平さんの隣に。
すると、横からぎゅっとだきしめられたかと思ったら、私の肩に頭を乗せてきて。
「…洋平さん…?」
「Aで暖まってんの」
こたつで暖まるよりAにくっついている方が暖かい、だなんて小声で言ってくるから、一気に顔が熱くなる。
「わ、わたしもさっきまで外にいたから、手とか冷たいですよ?」
ドキドキしながらもなんとかそう言うと、
「だったら尚更」
と手まで握ってくる洋平さん。
「…暖かいじゃん」
「あ…さっきココアいれたから?」
私がそう言うと、洋平さんによって私の手が洋平さんの頬に触れた。
「うん、暖かい」
洋平さんの頬は凄く冷たくてそれだけ長い間、待っていてくれたんだと思うと申し訳なくなる。
「…外で待たせちゃってごめんなさい」
「俺が待ちたかったから待ってたの。だからAが謝る必要ないからね?」
俺も今日行くって連絡してなかったしさ、と微笑んでくれる洋平さんが、ああ、やっぱり好きだなって改めて思う。
「はい…」
なんだか照れくさくなって、ココアを一口飲む。
「洋平さんも、ココア、冷めないうちに…」
「A、」
ふいに名前を呼ばれて洋平の方を向くと、洋平さんの顔がすぐ近くにあって。
「Aココアの味がする」
だなんていたずらに笑う洋平さんに、また、私の頬が熱くなった。
ーーーーーーーーーーーーーー
洋平さんとこたつでいちゃいちゃしたいという私の願望をお話にしました。
そして、甘えたがりな洋平さん書きたかったんですけど、上手く表現出来なかった…
もっと精進します。
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あおたん(プロフ) - リクエスト答えて頂きありがとうございました!とても素晴らしかったです!ラジオの話取り入れてくださってリアリティあってキュンキュンしました!ほんとにありがとうございます!5でもまた素敵なお話楽しませて頂きますね(o´ω`o) (2017年3月8日 0時) (レス) id: aef4c2ca29 (このIDを非表示/違反報告)
lala(プロフ) - ちゃこさん» 満足だなんて…嬉しいです(/_;)そろそろDracula Laは5に移行するのでそちらでリクエスト待ってます!(笑)いつもありがとうございます! (2017年3月5日 22時) (レス) id: ecdd28dbeb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - こんばんは〜!リクエストしてみたいんですけど他のみなさんがリクエストされている分を読んでとっても満足でして...(笑)何か読みたいものが見つかったら是非させてください(´∀`)今から続き読ませてもらいまーす! (2017年3月4日 0時) (レス) id: 64553081b4 (このIDを非表示/違反報告)
lala(プロフ) - 麻衣さん» それなら良かったです!読み返して頂いただなんて…ありがとうございます!恋ダンス、するイメージないのであえてお話に取り入れてみました(^o^)ありがとうございます、更新頑張ります! (2017年2月28日 21時) (レス) id: ecdd28dbeb (このIDを非表示/違反報告)
lala(プロフ) - [Σ´・ω・`てくの]さん» そうなんですか!?恋ダンス取り入れて良かったです(*^^*)リクエストありがとうございます!お家デートってことですかね?時間がかかってしまうかもしれませんが、更新お待ちください! (2017年2月28日 21時) (レス) id: ecdd28dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lala | 作成日時:2016年12月23日 21時