Dracula La＊４

▼26 幸せ。 ページ12

私が風邪をひいてからもう何日も経ったのに、時間さえあれば私の家に来てくれる洋平さん。



さすがにもう風邪治ったんだけど、今日も来てくれた。

ツアーが再開したら会えなくなっちゃうから嬉しいけどね。




そして、今日は

「俺が飯つくるからAは待ってて」

洋平さんがご飯を作ってくれるようです。








洋平さんがご飯を作る姿なんて滅多に見たことないから近くで見てみたくて。

キッチンをこっそり覗くと、



「あ〜〜！Aは向こう行ってて！」


と追い出されてしまった。





…料理する洋平さん見たかったなぁ。






特にやることもないからこたつで暖まりながら録画していたCDTVを観て待っていると、





「できたよー」


おぼんに２人分のおわんを乗せて洋平さんが来た。





「…雑炊？」



「そう。風邪ひいたときいいかなって」





…もうとっくに治ってるけど、こうやって私の身体を心配して作ってくれただなんて。




「ありがとうございます…」




「…ん、食べてみて」




「いただきます」

一口食べてみると、




「美味しいです、すごく」




「お、まじ？…やっぱまーくんに作り方教わって良かったわ」


え、まーくんって、もしかして、わざわざ白井さんに聞いて作ってくれたの？




…洋平さんの、そういうところにますます惹かれていく。






「洋平さん、本当にありがとうございます」




「なに、改まって言われると恥ずかしいんだけど」


そう言いながら頭を撫でてくれる洋平さん。








「白井さんにもお礼言わないと。あ！それと、CDTVのハットかぶってる白井さん格好良かったですって」




「…お礼はいいけど、格好良かったとか言わなくていいから」


明日まーくんに会ったら、ハットかぶるなって言っとこ、だなんてぶつぶつ呟く洋平さんの姿に自然と口角が緩んでしまう。









こうやって２人でまったり過ごせる時間がこの上なく幸せ。






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昨日のお話の続きでした。

洋平さんとこたつに入ってまったりしたいです。




明日、私が住んでる地域では雪が降るみたいなので、雪が関係するお話でも考えてみようと思います。


皆さま風邪ひかないように気をつけてくださいね。

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