291話 ページ44
前世で嫌ってほど囁かれた言葉･･･
3700年前に嫌ってほど大樹や杠、クラスの人たちから聞かされた相談の中にあった唯一共通していた感情―――恋
恋なんて私には縁遠く、絶対に感じないと何処かで信じていた感情
これからどんな物語になるのか全く分からないDr.STONEの物語の中で、抱いたこの感情は消さなきゃ
千空は恋愛脳が1番非合理的で問題の火種になるから･･･
そうだ･･･この感情には私は蓋をしなければならない
そもそも、この感情をあいつにバレれば秒で千空を殺される
そうならないためにも私はこの気持ちを無視し続けなければならない
千空「ところで、花佳」
『なに？』
千空「前に話したお前の親の話。お前本当は知ってんだろ。お前の親が殺された理由」
驚いた
さっきとは打って変わって真剣な顔で言う千空
あぁ･･･ここまでかな隠すのも･･･
私は千空のこの真剣な瞳に弱い
それを知ってか知らずか千空はどうしても知りたいという時はこの顔をする
『･･････分かった･･･分かった･･･けど･･･夜。みんなが寝静まってからね』
千空「あ"？なんでだよ」
『外に沢山人がいるから』
千空「あ"ぁ、盗み聞きかよ」
分かった夜な。そう言っていつもの様に乱雑に頭を撫でる千空
乱雑で適当な撫で方だけど、私はこの撫で方が凄い好きだ
とても安心できる
こういう所も好きになった理由の一つなのかな･･･？
あぁ･･･思えば思うほどこの気持ちに蓋をするなんて出来ない
夜千空が来る前に星を見る
『綺麗だなぁ･･･』
今日の星は今まで見てきた中で一番綺麗に見えた
千空「待たせたか？」
『ううん。大丈夫だよ』
来た千空は当たり前のように私の隣に座った
暫くは無言だった
どこから切り出しら良いのか私自身わからない
両親が死んだのは今世だけの問題じゃない
前世が関係してくるから
ならば、切り出す方法は1つ
『･･････何から聞きたい･･･？』
千空「全部だ。お前のこと全部」
『っ！はは･･･強欲だなぁ･･･分かった･･･分かったけど、今から話すのは非科学的で、非現実的で、絶望するかもしれない話だよ･･･それでも聞く？』
千空「あぁ勿論だ」
真剣な瞳･･･
腹を括ろう
これで、千空に嫌われればそれでいい
私は話した本当の本当に全部
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千紘(プロフ) - 転生モノは苦手なのですが、作者様の作品はとても読みやすくて、続きが気になってしまいます！アニメ勢ですがネタバレ覚悟で読み進めてます（≧∇≦） (2022年3月16日 23時) (
レス) @page29 id: 18e5de0d0d (このIDを非表示/違反報告)
闇黒嶺(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます！頑張ります (2021年3月9日 21時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - やだ……この作品好き！！更新頑張って下さい！！ (2021年3月9日 14時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇黒嶺 x他1人 | 作成日時：2021年2月15日 22時
