07ｰと或る朝の出来事 ページ8
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翌日。
「おはよう！ 今日は良い天気だ！ 気持ちよく死ねそうだね！」
「おはようございます。朝から物騒ですね」
出勤したと同時に、太宰幹部の何時もより一回り明るい声が私の耳に届いた。
相変わらず今日も色んな意味で物騒だ。
「冷たいねぇ〜。如何やったら堕ちるの？？」
「知りません」
「えぇ。あ、そうだ。おはようの
「しません」
何だこの人。
明らかに昨日とは全然違う。
何があった？
少し心配になる。
「それより、今日姐さんの任務のお供行かないといけないので急いでるんです。退いてください」
「僕のお供は？」
「予定に無いので行きません。行けません」
「へぇ〜…」
彼は暫く悩む素振りをすると、「そっか」と目を瞑って微笑んだ。
すると私の頭に手を置いて、優しい手付きで撫でる。
「頑張って」
此奴…!!
怒りと羞恥が混ざって顔が熱くなる。
笑顔で堕とそうとしてる！ 無駄に顔が良いから腹立つ!!
また内心で悪態をつくと、私は深呼吸をして云った。
「ありがとうございます。太宰幹部も頑張ってくださいね、“たくさんの女性に色目を使う事”」
最後の文を強調する。
すると、太宰幹部の大きな目が丸くなった。
「厭だなぁ、僕はA一筋なのに」
嘘つけ。
「そうですか。それでは、私行きますね」
「Fight〜！」
無駄に発音の良い英単語を放ち、手を振る彼。
私はペコッと会釈をして、その場を後にした。
＊＊＊
「＿＿
「お疲れ様です。今日も私要らなかったですね〜。とっても素晴らしかったです!!」
姐さんこと、尾崎紅葉幹部。
彼女も太宰幹部と同じ、ポートマフィア五大幹部の一人である。
「もう直ぐ迎えの車が来るそうです。少々お待ち下さい」
そう云って腕時計を確認していると、ポートマフィアの黒い車が私たちの前に停車した。
……否、早すぎる。何故だ？
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月14日 22時) (
レス) id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
にじいろ(プロフ) - ちゃむさん» いえいえ！！ 続編まで読んでくださってるんですか…!? 嬉しいです😭✨ 私もこれ書いてて、中也から乗り換えそうになってます(笑) (1月25日 0時) (レス) id: a163e2dce8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - にじいろさん» あっ！そうだったんですね！！それならよかったです！いつも小説は続きからみててコメント確認してませんでした…！もう、太宰さんが格好良すぎて…。推しキャラが180度変わっちゃいました(笑) (1月23日 20時) (レス) id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
にじいろ - ちゃむさん» ご指摘ありがとうございます！ 青の時代から始まっているので「青の時代」と表示させて頂いています。確かに黒の時代も入っているので、「青の時代〜黒の時代」と訂正させて頂きますね！ (12月21日 21時) (レス) id: 14d2d1687b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - (パクられは書いてませんでした) (12月20日 22時) (レス) id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜花ゆうら | 作成日時：2023年11月9日 0時
