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YGside
Aと言い合いになってしまったあの日から、頭を冷やす為に暫く店に行かないようにしていた。
せっかくあいつが好きなことを頑張っているのに、俺の発言はそれに水を差すようなものだった。
1人反省し、どう謝罪するべきかと考える。
何処か遊びにでも出掛けようか。
そう考えるけど、あいつが何処に行きたいのか全く検討がつかない。
本人に聞くか。
そう思い、久しぶりに彼女に会う為店へと向かう。
連絡を入れずとも、毎週土曜日の夜は開けていることが多いので問題ないだろう。
―――――――――――――――――――――――
店に入ると、この前の男が居た。
俺に気付いたAは驚きながらも、いらっしゃいと笑顔を向けてくれる。
良かった、もう落ち込んでいないようだ。
この間と同じように、男からひと席空けてカウンターに座る。
「お疲れ様、ミルクティでいい？」
そう聞かれ、返事をしながらAを見つめる。
ふと横からの視線を感じ見てみると、男がこちらを真っ直ぐ見つめていた。
俺と目があった瞬間、やばいと思ったのかすぐに視線を逸らされる。
何だよ。
その視線は、よく世間から向けられるものだから慣れているはずなのに、無性に気になってくる。
YG「…なにか？」
DN「い、いえ！」
声を掛けるけどこっちを見ようともしない。
「ユンギ、言い方怖いよ。」
くすくす笑いながらそう零すA。
怖いって…普通に話してるだけなんだが。
YG「その…すいません。」
DN「こっ、こちらこそ。」
「ドンウさん、ユンギのラップ聴いてファンになったんだって。」
ミルクティをカウンターに置きながら笑顔で話すA。
YG「ファン…？」
DN「す、すいません。音楽とかそういうの疎くて、Aさんに教えて貰った曲をいくつか聴かせて貰いまして…」
ファンとか図々しいですね、ごめんなさい。
眉を下げて謝る彼。
ひどく低姿勢な様子から、内気なAと波長が合いそうだなんて思う。
YG「いや、聴いてくれてありがとうございます。」
軽く笑顔を返すと、とんでもないです！とお辞儀をされる。
Aと話したいけれど、彼が居ては詳しいことを話すのは憚られる。
この前はすぐに立ち去ったのに、今回は席を立つ様子はない。
その後も何の曲を聴いたか、どこがすごいだとか何気ない会話が続く。
結局俺が店を去る時間になるまでそれが続き、Aの行きたい場所を聞くことが出来なかった。
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土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» 作品を読んでくださり、感謝します。気分を害すなど、とんでもないです！少しでも楽しんで頂けたようでしたら、嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2020年12月3日 17時) (
レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - 土星さん» そうなんですね！…失礼しました…とても詩が心にくるものだったので、もしかしたら何かの詩を元にしたのかとかになりコメントさせていただきましたら。気分を害してしまっていたらすいません。とてもこの作品に感動しました。 (2020年12月3日 17時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» この詩は一応、自分で考えたものです。でもよく書かれるような内容なので、既存の何かしらと似てしまったのかもしれません。 (2020年12月3日 7時) (レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - この詩は何の詩ですか？なにか見た覚えもあるような気がして… (2020年12月3日 3時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：土星 | 作成日時：2020年10月21日 18時
