最年長には子供がいる

MG side ページ7

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Aヒョンが練習室から出ていって2週間が経った。

そのうち戻ってくるだろうと笑っていたメンバーも今やその顔に元気はない。


マネヒョンに聞いても「しばらくは帰ってこれないだろうな」と言う。
それどころか僕らが連絡を取ろうとすると「連絡も控えた方がいい」と言うから参ってしまう。


MG「ヒョン…どうしたの…会いたいよ…」

全員が揃ったリビングで心の声を口出すと一斉に視線が集まる。

WW「そんな事言うなよ…俺だって会いたい…」
SG「このまま辞めるとかじゃないよね…ドッキリとか言ってごめんなさい…」
MH「Aヒョンはそんな人じゃないよ、信じて待とうよ」

各々の気持ちをぽつりぽつりと言っても話題の本人は一向に現れない。

ドギョムなんてもう3日は泣き続けてるよ。ヒョン。いつもみたいに優しい顔してどうしたのって来てよ。


ピコン
SC「あ」


クプスヒョンのカトクの通知音が静かな空間に似合わない音でなった。「あ」なんて言うもんだから皆して様子を伺ってる。


だけど、クプスヒョンは何も言わない。何か言ってよ。その少し口角が上がったのは何。


SC「Aが…」


「「「「「！」」」」」


SC「Aが帰ってくる！！」


え…ほんとに？！

MG「やった！！！！！！！！」
HS「ヤハー！！！！」
DN「うぅ…ヒョン…会えるんだね…！」


全力で喜びを表す人、静かに嬉し涙を流す人、ただ微笑んで安堵の表情を浮かべる人


ただ、横目で見えたクプスヒョンのカトクの画面にはいつものAヒョンらしい優しい文面はなく"明日宿舎いく。"と端的に書いてある1文のみだった。

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