最年長には子供がいる

日常 ページ30

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『おはよう皆〜』


リビングの扉を開けて朝の挨拶をするとすぐに挨拶が帰ってくる、宿舎生活が始まってからずっと変わらない朝の光景。
その場に皆揃っていなくても、時間が経てば全員と顔を合わせることが出来る。それがどれだけありがたいことか最近になってよく分かる。
贅沢なことを当たり前にしていたんだな、と若干過去の自分の呑気さに呆れたり。

ソウの1件からあまり時間が経っていないのにも関わらず、俺たちSEVENTEENの活動は以前と変わらず滞りなく行われている。

会社と俺からの願いを考慮してくれたのか撮影や収録の際もソウについて言及されることも無い。


「にに、ハニのとこいってくるね！」
『はーい、…ちゃんと"ヒョン''つけなさい笑』
「ハニのとこいってくるねヒョン！」
『違う違う』


そんな環境もあってかソウは順調に成長してくれている。メンバーがソウに構い倒した結果、ソウは前と比べて俺にベッタリじゃなくなった事だけが悔しい。

…意図してかそうじゃないのか、ソウが両親を思い出して泣くことは全くと言っていいほど無くなったことはメンバーのおかげだと思う、本人たちには言わないけど。ふふ。


MG「Aヒョンおはよ〜、ソウも早起きだね〜」
「みんぐ、おはよ！」
『おはよミンギュ〜』

それと、ソウはメンバーの名前を呼び捨てにする。マネヒョンとかほかの大人にはちゃんとした言葉を使ってくれるのに、メンバーに関しては何回も何回も"ヒョン"ってつけなさいって言っても聞いてくれない。生意気になったもんだ。

メンバーもメンバーでソウの可愛さに絆されて呼び捨てを許すからいけないんだぞ。






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