どうか一刻の救いを【碧棺左馬刻】【ヒプノシスマイク】

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どうしてどうしてどうしてどうしてどうして

私なんかを庇ったの？


あなた達の方が生きてて欲しかった。

私なんかよりぜんぜん。

突然吐き気が襲って来て何度も吐きそうになった。
でもね、近くに姉さんと兄さんが居たから吐かなかったんだよ、
偉いでしょ、褒めてよ、


そう言ったって頭に手が置かれることはない。
あの少しゴツゴツとした手で、優しいあの手付きで、
もう、撫でられる事はない。


自分からそうしたんだ。
自分がいたから。
いなければこんな事は起きなかった。


その日はどうやって家に帰ったかはわからない。
きっと帰宅本能ってヤツだろう。


でも、家の人に怒鳴り散らかされたことは覚えている。
怖くはなかった。


嫦娥家の人にも怒られた。
怖くはなかった。


だって、自分が存在するという当然の報いだから。

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