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JN「………、」
TH「紹介するよ、
僕の友達のソン・Aちゃん」
『…………どうも、』
母「あら？ソクジナの彼女さんじゃないの、」
TH「今日は俺の友達として出席してくれるんだ」
母「なぁに、ソクジナ、喧嘩でもしたの？」
JN「、」
『ソクジンさん、
お誕生日おめでとうございます。
あの、ささやかですが、』
戸惑うソクジンさんに
こないだ新しくオープンしたお店のクッキーを
差し出すと、
ソクジンさんはスッと受け取って、
中身を開けずにそのままテーブルに置いた。
JN「ちょっと、何日も連絡しないで
急に会いにくるなんていったいどういう
TH「ヒョン、Aちゃんは俺と座るから、
ヒョンは向こうの席に座ってね」
私とソクジンさんの間に
割り入るようにして、
テヒョンさんが私の背中に手を添えて
私を誘導した
JN「…っ、」
テーブルの上にはすでに100を超える数の
プレゼントがあった。
たくさんのプレゼントの箱と
たくさんの花束。
その中にいるソクジンさん。
久しぶりのソクジンさんは
少しだけ痩せて、少しだけやつれていた。
仕事のせいなのかもしれない。
TH「ヒョンへのプレゼントを用意したよ」
JN「……そう、何をくれるの？」
TH「僕の愛」
テヒョンさんがそう言って、
ポケットから何かを出す仕草をして
指ハートをソクジンさんに向けた
JN「まったく、」
TH「ごめんごめん、冗談だよ笑
ほんとに用意したからね！
地下に置いてあるよ」
JN「地下？」
TH「車」
………くるま、って、
JN「なんだよ、こないだ自分で車買ったのに」
TH「うん、じゃあー、、何台目の車だろうね
8台目？まぁいいや、ビンテージだから中々買えないもん。貰って」
JN「うん、ありがとう、テヒョナ」
テヒョンさんと話してるのに、
ソクジンさんの視線はずっと
私に注がれていた
お金持ちの会話についていけず、
私は目の前にあるワインを一口、
静かに飲んだ
JN「Aは別荘のワインセラーには
行ったことないよね？」
ソクジンさんのお母様が所有してるこの別荘。
来るのも初めてだし、
ワインセラーがあることも知らなかった
TH「あー！そうだね、じゃあ俺、
JN「うん、僕が案内するよ」
『え、』
JN「寒いからコートを取ってくるね、
玄関で待ってて」
やっぱりソクジンさんは強引な人だ。
でも、私は久しぶりのその強引さに
ゾクゾクした
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年10月2日 7時
