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スヤスヤと
私の横で眠るソクジンさんは、
年上なのに、どこか幼く感じて。









『可愛い寝顔、』





ソクジンさんのほおを
すっ、っと人差し指で撫でると、
むず痒そうに
顔をスリスリさせた。









.









.









.







ドレスコードって言葉の意味も

自分に合うリップの色も

無意識にしてる唇を舐めるって癖も

全部知らなかった

教えてくれたのは、ぜんぶぜんぶ
ソクジンさんだった。

ソクジンさんに出会う前の私を
私は忘れてしまった

ソクジンに出会って
私は生まれたんだと思う。

正確にはもうこの世に生まれてるんだけど
でもね
生まれたんだ
この世に、新しく生まれ落ちたんだ
ソクジンさんに出会って









JN「ん…………なに、起きてたの?」




『おはようございます、ソクジンさん』




JN「んー、おはよう、」








私の腰を強く引いて私を抱き寄せる。
寝起きなのに、強く引き寄せられる筋力とか、
もう、そんなところまで好きになってしまう。









JN「あと5分だけ」






ナムジュンさんからの電話を
見なかったことにして、
ソクジンさんが私の
何も着ていない真っさらな胸の中に
顔を沈める。






大企業の社長で、年上で。
周りからは頼れるイケメンの社長って
思われてる人が、
私の腕の中で駄々こねてる。

甘えてくれるの、嬉しいな、









『遅刻しちゃいますよ?』




JN「あーもぅ、ずっとこうしてたいのに」




『起きてくれたら、ちゅーしてあげる』




JN「起きる。」


即答するソクジンさん。

私はソクジンさんの顎を少しだけあげて、
ゆっくりキスをした。









カーテンを開けたら、
眩しい朝日が私達を照らした。

好きな人と迎える朝は、
こんなにも幸福感に満ちている。









契約書なんて、

ルールなんて、

そんなものなくたって、

私達は繋がってる。






だって、

私達はこんなにも幸せだから。









.



end

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設定タグ:BTS , バンタン , ソクジン   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年10月2日 7時

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