僕達、女の子が苦手です２【BTS】 (ページ33)

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83.TH ページ33

朝起きると、
隣に寝てたはずのAはいなくて、
布団は綺麗に畳まれていた。

お店を開く準備をしてるばぁちゃんと、
Aの声がした。

『これからは夏野菜のシーズンですよね。
お店の一番見える目立つところには
安売りできる野菜と夏野菜を並べて置くのは
どうでしょう？
あと、この特売の文字ですけど、
黄色い背景にオレンジの文字は同系色で
目立ちません。
赤の文字にしてみてはどうでしょうか？
…ってすみません、余計なことを』

叔母「一体あんた何者だい？でも助かったよ、
いいアドバイスだ」

TH「おはよう」

『おはよう！』

叔母「あんたの彼女、すごく賢いじゃないか、
可愛いし、どこで見つけたんだい？ソウルかい？」

TH「かっ、彼女じゃないよ！」

叔母「そんなムキにならなくていいじゃないかぁ」

『ははは笑笑
テヒョン、おばぁちゃんと一緒に
朝ごはん食べよう？』

TH「…うん、」

ばぁちゃんの美味しい朝ごはんを食べて、
俺たちはソウルに帰ることにした。

叔母「またいつでも来なさい」

TH「うん、」

朝の大邱の空気を肺いっぱいに吸うと、
夏の匂いがした。

『もう少しで夏だね』

TH「毎年、夏には海に行くんだよ。
ユンギヒョンが忙しいから
今年はどうなるかわかんないけど、
一緒に行けたらいいね」

『海？！行きたいなぁ』

TH「ねぇ、A」

『んー？』

TH「…Aは魔法使いだね」

『またテヒョンは急にそんなこという笑』

ジンヒョンとユンギヒョンの気まずさを
解決させて、

ジミンとホソクヒョンのそれぞれの想いのすれ違いも解決させて、

俺が俺を許そうと思えるようにした。

Aって魔法使いみたいだ。

『テヒョンの方が魔法使いっぽいよ、？』

冗談ぽく笑ってAは俺の顔をのぞいた。

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.

ばぁちゃん家で寝た昨日の夜。
別々に寝てるくせに、
隣に女の子が寝てるんだ、
隣にAが寝てるんだ
って思って
緊張してねれなかったことは
俺だけの秘密。

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