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128話 ページ29

「まァ、風邪ひいたのはどうしようもないし大人しく寝てなよ」
『そうする…』

生憎何かをしようにも体がだるくて何も出来ない。
頼むから、私の風邪が治るまで結晶の御子(レプリカ)は溶けないでいてほしい。

「さて、もう氷枕も暖かい布団も水も用意してあるし、俺はそろそろいくよ」
『えっ』

私は思わず声に出してしまった。
こういうのって恋仲ならもっと一緒にいてくれるのがセオリーじゃないの……?

「何かあるかい?」
『えー……っと、今何時?』

誤魔化すように私は聞く。
童磨は夜十時だよ、と教えてくれた。

……こういう時素直になれないのが私の悪いとこ。

「……ねえ、本当はそれを言いたいんじゃないんだろう?」

童磨は全てわかっているとでも言うように私に言った。
風邪の熱に浮かされているだけ。全部そう。
だから変な事言うのも風邪のせい。

『少女漫画みたいなこと言ってもいい?』
「いちいち聞くあたりAらしいね」

いちいち茶化してくるのも童磨らしい。

『……行かないで?』
「やだ」
『雰囲気壊すな殺すぞこら』

私はもう怒ったとばかりに、寝返りをうって童磨に背を向けた。

「やだなぁ、冗談だよ」

童磨はそう言いながら布団に潜り込んできた。

『……素直じゃないやつ』
「お互い様だろう」

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むるち(プロフ) - メグさん» 2年越しのお返事で申し訳ありません。応援ありがとうございます。よろしければ今後もお付き合い頂けますと幸いです。 (12月11日 13時) (レス) id: 5314d67d38 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - 初めまして。小説楽しく拝見させて頂きました。童磨好きなので、更新楽しみにしています。頑張って下さいね。 (2021年1月4日 17時) (レス) id: b24a442a0d (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - ぱふぇさん» コメントありがとうございます。童磨の格好良さに気づいて頂けて良かったです!ぱふぇ様のコメントを見て久々に更新致しました。これからもゆっくりではありますが更新していこうと思いますのでお付き合い頂けますと幸いです。 (2021年1月2日 11時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ - すごく面白いです!童磨ってこんなに格好良かったんだ…!まじ最高☆更新待ってますね〜o(^-^)o (2020年10月5日 21時) (レス) id: 00337bf9fd (このIDを非表示/違反報告)
むるち(プロフ) - 抹茶さん» 返信遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年6月19日 22時) (レス) id: 3098e1ffea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むるち | 作成日時:2020年1月11日 23時

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