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ま「別に。僕が何も考えずに両親の言うことだけ従っていれば良いだけですから」
そ「そうかな。別に両親の言いなりにならなくてもいいんじゃない?」
ま「なんで?」
そらるさんは死んだ僕の心を蘇らせてくれた
そ「だってお前はお前で、両親の可愛いお人形じゃないじゃん」
僕は僕だという、言葉を掛けてくれたから
そ「お前の人生お前が決めればいいんだよ。両親に従うならそれでもいいけど、やりたいことはやっていいと思うよ」
その後、僕は両親の元へ行って
自律したいこと、僕はお人形じゃないと伝えた
そしたら案の定父は激怒
母はまた泣き出した
ま「どうして?なんで僕は2人の人形でいなきゃ行けないの・・・・?僕だって友達が欲しい!遊びにも行きたい!勉強は好きだけど、それでもほかの好きなことも見つけたい!」
その後は部屋に閉じ込められた
だけど、何故か後悔はなくって清々しい気分だった
しばらくしたら家にそらるさんが両親に連れてこられて
沢山殴られていた
ま「ねぇ!!もうやめてよ!!そらるさんを殴らないで・・・・!!」
両親は僕がそらるさんに変なことを吹き込まれたと思って
僕に見せつけた
謝れば・・・・
僕がまたお人形になれば・・・・そらるさんは殴られない?
辛くて、苦しくて
だけど、そらるさんは殴られていたのに僕に向かって優しく微笑んでこう言った
そ「もう嫌だって、助けてって言ってごらん?」
その瞬間に全ての糸が切れた
涙が沢山流れて、止められなくて
だけど、幸せをつかみたいという願いを封じ込めていた糸も切れたから
僕は言った
ま「そらるさん・・・・たすけて・・・・」
それからは一瞬だった
5分後には両親は息をしてなくて真っ白だった床は綺麗な紅に染まっていた
そ「・・・・これで、お前の事、助けれたかな?」
そらるさんはこの頃から裏の世界で生活していたらしい
僕はそれから学校に行かなくなってそらるさんと逃亡しながら生活していた
だから、あの人には生涯尽くしても返しきれない恩がある
それに
最初は僕が助けられたから
次は
ま「助けます。僕の大事な“相方”だから」
『そうか。なら俺の言う通りにしろよ?』
どんな手を使ってでも生きてみせる
そらるさんと
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作者名:國河快晴 | 作成日時:2022年4月9日 17時