FortyThree ページ49
その後、ゾムも合流し
私達は帰路についた
勿論、彼らは既にファンクラブがある程の
人気を誇っているため
学校の塀を乗り越えて行く
今日はきちんと短パンを履いて
zm「何で短パン履いてるんや…」
sya「青春もクソもあらへんやん」
『お前等にとってそれか青春というなら、私はお前等と今後一切関わりを持たないからな』
本当に呆れる
男は皆同じだな
これだから青春とは縁を切っているのだ
kn「しゃあないやろ……男はそんなもんやで」
rbr「変な誤解生むからやめぇや…」
『安心しろ。最初から私の男への印象は変わらない』
rbr「もう手遅れやった……」
sya「ロボロ、悲しまんでもええんや。お前に振り向くことは絶対あらへんから」
rbr「お前は死にたいんか？」
くだらない話を聞き流しながら
私が先頭を歩いていると
不意にゾムが隣に並んできた
zm「なぁA。ほんまに男に興味無いんか」
『……何を聞くかと思えばそんなことか』
zm「大事な話やで？これから三年間、どないすんねん…」
『興味などない。私は……そんなものに時間を割く暇はないからな』
一体この高校に入学してから
何度聞かれた話だろうか
同じクラスの女の子達にも聞かれたくらいだ
何故そこまで「恋愛」にこだわるのか
zm「……グルッペンは報われへんな」
『…何故知っている』
ケラケラと笑いながら言うゾム
日に日に身内に広がっているらしい
グルッペンの「好き」発言
もうこれ以上その事を言うのはやめて欲しい
迷惑極まりない
zm「ま、俺らしか知らないんやしええんとちゃう？」
『だから……何故知っているんだ』
zm「あのグルッペンを振る女なんて聞いたことないんやもん、そりゃ話題にはなるわ。俺めっちゃ笑ってもうたしな」
『楽しそうでなによりだ…』
再び笑い始めたゾムに
呆れの目線を送る
全ての根源であるグルッペンは
きっと何も思ってはいないだろう
ロボロから聞いた話
彼奴が女に執着するなど
考えられないと言っていたのだが…
本当に意味がわからない
zm「間違ってでもグルッペンに惚れたりせんよな？」
『何故そんなことを聞くんだ……そんな過ちをする筈が無い』
zm「……何となく」
『気に食わない』
茶化すような態度に苛立ちを覚えた
【作者用の部屋(ちょと謝罪)】2020/3/3→←FortyTwo
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
