ThirtyFive ページ38
それから暫く
私は放課後に生徒会室に通い
生徒会メンバー(主にグルッペンとトントン)
と共に仕事をしていた
そして慣れてきた頃である
gr「うむ、全員居るな」
そう一言言ったグルッペンは
私達を見渡し、バンッと音を立てて
私達のいるテーブルへとプリントを叩き付けた
gr「体育祭の時期だ……」
その台詞には絶望の色が見える。特にトントン
死にかけのような顔をしていた
それに比べて大先生は
天にも昇りそうな表情である
体育祭の時期は随分と忙しいらしい
他の委員会がいるとはいえ
生徒会は荷が重いのだ
……最近知ったことであるが
この学校に風紀委員会が無い代わりに
その役目を生徒会がやっている
(一番風紀を乱していそうな奴がいるが…)
そのため……この様なイベントになると
風紀がはちゃめちゃになるらしい
余計に大変である
gr「まずは生徒会の中で種目の順を決めると同時に、時間進行の予定表も作る。その役目はトントンとオスマンに任せる。そして……おい会計、お前は予算もろもろやれよ?サボったら体育祭当日、お前の時間はないと思え」
ut「ヒェッ…アイアイサー!」
gr「A、お前は当日の裏方で働いてもらう為、当日までは他の奴らの手伝いを任せる。当日の表舞台は俺たちだけになるからな……約束は守る」
『有難い』
gr「俺は全ての確認やまとめをする。だが……使うために昨年度の体育祭の資料を集めておいたのだが、どうもバラバラでな。余計な時間を使う羽目になった。昨年頼んだやつが悪かったのかもしれんなぁ…」
大先生が分かりやすく呻き声を上げる
……会計は変えた方がいいのでは
gr「それでは……よろしく頼む」
哀愁漂う声の後
全員がさっさと動き出した
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
もちろん、私は生徒会役員の手伝いである為…
今回はとても不安な大先生を
一番サポートすることに…
『ということで、大先生。やるぞ』
ut「手伝ってくれるん?…初めての共同作業やな」
『やはりやめようか』
ut「ごめんなさいお願いします」
『……大丈夫だ。大先生だけに任せたら半年程かかりそうだからな』
ut「そ、そこまで言う!?」
そこまでではないと思うが…
だがやはり、大先生だけでは厄介な代物だ
まぁ会計の彼も本気を出せば
働き者となるのだろうが
これは一人ではキツいといったもの
『まず…予算調整だ』
ut「りょーかい…」
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます!リクエスト…!大歓迎です!良いですね…書かせていただきます! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!キラーン(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ!ほんと、もう、tn可愛かった! (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斬 x他1人 | 作成日時:2019年10月15日 3時