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Five ページ6

kn「お前、出身はどこ中なん?」

『○○中学校。知らないか?』

kn「知らんな…」

rbr「俺知っとるで!確か水泳部が強いとこやろ?」

『あっている。私は何も所属していなかったけが…運動はできるぞ』

kn「はぇ〜あれか、文武両道か。トントンみたいなやつやな…」

『トントン?』

rbr「あぁ…生徒会副会長や。俺ら知り合いなんよ」

『そうか』

そういえばそんな名前を聞いた気がする
多分朝の人混みの中でだろう
生徒会の一人だったか

kn「生徒会に興味無いんか?」

『ない。入ろうとも思わない』

rbr「憧れの的やのに…」

kn「俺は入る予定やで!コネを利用してやなぁ…」

rbr「はぇ〜狡い手使うな…」

生徒会長とも知り合いだったか
この分だと生徒会全員と知り合いか
正直、私は関わりたくない

rbr「まぁ…この話は置いとくか。A、明日からよろしゅうな!」

kn「俺も俺も!よろしゅう」

『よろしく』

俺らこっちやから、と言い
分かれ道で二人とわかれた


……途端、虚無感に襲われた

長年悩んできた
私の心に足りない何かが苦しめる
何も無いはずなのに
それにギリギリと心臓を握られるかのようで
思わず、その場に座り込んでしまった


それがいい選択だったのか
悪い選択だったのか

少し収まってきた頃
とある男に声をかけられた


「…大丈夫か?」


肩を叩かれた
聞こえてきた声は耳に残る重低音
振り向けば、金髪に赤眼、黒縁メガネ

生徒会長の姿だった……が

gr「っ………!」

私の顔を見たあと、目を見開いた
呆気に取られたような、そんな顔
私を見て、口を開いている

『…どうかしましたか?』

声をかければ、我に返ったようで
一つ咳払いをして「すまない」と言った

gr「…名前を聞いてもいいか?」

『Aですが…』

すると、一層顔を悲しげにしながらも
微笑を浮かべた生徒会長
その姿に何故か、また胸が痛くなった

gr「そうか、突然すまん…苦しそうだったが大丈夫か?」

『はい、大丈夫です。声をかけて下さり、ありがとうございました』

gr「いいぞ……家まで気を付けろよ」

『ご心配ありがとうございます。もうすぐですので大丈夫です』

gr「そうか、じゃあ、またな」

そう告げて、生徒会長は先へと歩いて行った
…「またな」とはどういう事だろう

ただ、また虚無感に襲われたが
先程とは違い悲しくなったのは何故だろう

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(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます!リクエスト…!大歓迎です!良いですね…書かせていただきます! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!キラーン(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ!ほんと、もう、tn可愛かった! (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2019年10月15日 3時

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