ThirtyEight ページ41
ut「なになにグルちゃんヤキモチ?」
gr「そろそろ社会的に殺してやろうか」
ut「あ、その目はガチやわ」
眼孔が開ききった目で
大先生を見つめるグルッペン
私の頭に手を乗せたまま
そんな茶番はよして欲しい
『…取り敢えず、会計の仕事は終わった』
gr「ご苦労。大先生だけでは規定の日までに終わらんかっただろうな。助かるぞ」
大先生だけでは終わらないと
確定事項のように言うグルッペン
私も大きく頷けば
私の背後で何やら大先生が喚き散らす
まぁ…無視するに限る
『オスマンとトントンの様子は?』
gr「順調だ。特に問題は無いらしい」
『そうか……他にやることはあるか?』
gr「……特に無い、と言いたいが、エーミールが引き受けてくれた体育祭のポスター作成が来週の月曜に終わるらしい。それを放課後、校舎と学校近辺の店に配るのを手伝ってくれないか?」
『私一人か?』
gr「いや、それは少し多忙すぎる。だから……コネシマ達に助っ人を要請した」
ut「えぇ!?シッマ達やるって言ったんか!ほんま?」
心底驚いた表情で問う大先生
そこまで驚く程、普段はやらないのだろうか
私としてはコネシマ達は
人想いに見えたのだが…
gr「お前なぁ……あいつらの扱い方ぐらい、俺にわからないわけないだろ」
ut「あっ……ですよねぇ」
何かで釣り上げたらしい
…まぁ長年共にいればそれ位分かるのか
常套手段だが、ゲスなものだ
gr「俺はお前らのやったこれと、後ほど上がるだろう予定表の確認をする。後はトントンとオスマンと共にパンフレットでも作る。大先生、お前もコッチな」
ut「えぇ〜男ばっかのむさ苦しい所より、Aと一緒に街で…」
gr「ええんか?今までお前の付き合ってきた女の名前を表にして町中に配るぞ」
ut「堪忍してくださぃぃ…」
私の影に隠れる大先生だが
それはさせまいと
私がグルッペンに手を引かれ
後ろに隠された
gr「さ、今日はもう帰るぞ。トントンとオスマンも今日は切り上げたらしいからな」
ut「わぁい……あ、
ケータイを取り出した大先生は
誰かに連絡を取っていた
また誰か女子生徒だろうか
全く……呆れたものだ
gr「またか……」
ut「ちゃうよ。お断りの連絡」
gr「お、何だ?らしくないな。気持ち悪いぞ」
すると大先生はニッコリと笑って
ケータイをしまい「帰ろ?」と言った
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます!リクエスト…!大歓迎です!良いですね…書かせていただきます! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!キラーン(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ!ほんと、もう、tn可愛かった! (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斬 x他1人 | 作成日時:2019年10月15日 3時