Sixteen ページ17
色素の薄い方に付いていくと
「やっと来たか！」
『……生徒会の皆様でしたか』
図書室の奥にある大きなテーブル
そこに居たのは
生徒会長と大先生、他二人が居た
ut「Aちゃーん、昨日ぶり」
「……二年生だったんですか」
ut「え、敬語にしちゃうん！？なんやそれなら一年やと思ったままでよかったんに…」
少し落ち込む鬱さんは他所に
窓に一番近い席に座っている
生徒会長が口を開いた
gr「A、この二人は知っているか？」
この二人、とは
生徒会長の右と向かいに座った男子生徒だ
生徒会長の右側に座っているのは
黒髪をきっちり七三にした眼鏡の男子生徒
向かい側には
少し茶髪の髪をアシンメトリーにした
中世的な顔立ちの男子生徒
…二人は、私が生徒会長に
初めて会った時のように
目を見開いて固まっていた
『いえ…全くの初対面ですが…』
gr「…だよな」
私に目を向けていた生徒会長と二人は
目を伏せた。茶髪の方は俯いている
…どういう事かわからない
私はどうすればいいのか
tn「なら、自己紹介やな…俺はトントンや。二年生で生徒会副会長やで」
os「…俺はオスマン。二年で書記を務めとるわ。よろしくめう」
em「あ、私も……私は図書委員長のエーミールです」
『1年1組の
ut「あ、僕の役職、会計やで」
『数学が出来なさそうなお顔なのに会計なんですね』
ut「え、あたり強ない？」
そんなことより
ここに連れてこられたことが問題なのだ
この先輩(笑)が会計という
似つかわしくない役職なんてどうでもいいのだ
『…本当に…なんでそこまでして私を生徒会に入れたいですか』
gr「あぁ……俺はお前が欲しいんだ」
赤い瞳は私を射抜く
熟れた苺よりも赤い瞳
熱い視線を私に送った
熱い視線なんて飽きる程浴びてきた筈なのに
何故か、他とは違う感覚だった
だが……馬鹿馬鹿しい、それがどうした
『私は…』
os「今度のテスト」
再度、生徒会を断ろうとした時
書記のオスマンさんが
私の言葉を遮った
os「次のテストで、グルッペンより点が低かったらにせぇへんか？」
『どういう事ですか』
os「三週間後、今年度最初のテストがあるんや。それでAがグルッペンより点とったら、この話、無しにするってやつや」
『…学年が違うのでテストも違うのでは？』
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斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす！ (2020年3月5日 19時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！リクエスト…！大歓迎です！良いですね…書かせていただきます！ (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!ｷﾗｰﾝ(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ！ほんと、もう、tn可愛かった！ (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年10月15日 3時
