Fifteen ページ16
『ハァ……今日は泣きながらの目覚めか』
二日連続でおかしな夢を見た
それも、どちらも何か既視感があって
余計に混乱する
取り敢えず今日も学校へ行く
登校初日で保健室で寝込んだという
あまり宜しくないことをしたのだ
行かなければなるまい
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『…ロボロ、コネシマ、おはよう』
kn「おう、はよ」
rbr「Aおはよう!大丈夫なん?」
家の門前に二人がいた
ここまで迎えに来てくれたらしい
今朝は学校の人混みを避けるため
早めに起きると言ったからだろうか
それより…
『私の家、よく分かったな』
kn「あ〜グルッペンから聞いたんや。昨日一緒帰ったんやろ?」
『まぁ…』
rbr「昨日は帰りに待ってよう思ったんやけど、グルッペンが話したそうにしとったから…」
ならあれは偶然じゃなかったのか…
意図的にやるとは流石生徒会長だ
そうまで私を生徒会に引き入れたいのが
本当によくわからないがな
『あ…ロボロ、昨日は私を保健室まで運んでくれてありがとう』
rbr「ええんやで。あんな調子悪そうなん見たら誰だって運ぶわ…」
ロボロにお礼を告げた時
コネシマが隣でムッとした顔をした
kn「俺、荷物運んだんやけど」
『コネシマもありがとう』
ニカッと笑ったコネシマは
満足そうに「ええで!」と言った
まるで仔犬みたいだな
耳と尻尾が見えるのは幻覚だろうか
早めに出た為に人混みはなし
平和な登校を終えた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そして昼休み
今日はコネシマから図書室に行こうと言われた
紹介したい人がいるらしい
…弁当を図書室で食べて大丈夫なのだろうか
そんな心配はよそに
ロボロとコネシマと共に
図書室へと向かった
✱
kn「俺や俺!開けてや!」
rbr「声でかいわ馬鹿」
昼休みの図書室なのにも関わらず
何故か図書室には鍵がかかっていた
コネシマがノックをしながらそう言えば
扉がガチャっと開いた
「…あ、その人がAさんですか?」
『えぇ……そうですが…』
開かれた扉の先にたっていたのは
少し色素の薄い髪と瞳の男子生徒だった
…確か、昨日の朝の生徒会の集団にいた気がする
ならこの人は生徒会だろうか
彼の後ろの図書室の奥からは
何人かの話し声が聞こえた
どうやらまだ人がいるらしい
私はロボロとコネシマに背を押され
図書室の奥へと進んでいった
193人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斬(プロフ) - しおりんさん» 続編に行きますのでそこで書かせてもらいまっす! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます!リクエスト…!大歓迎です!良いですね…書かせていただきます! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - リクエストってOKですか???OKだったら泣いてるところを、見られた的なものを書いてほしいです。 (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - Twitter見たゼ!!!キラーン(*^-^) (2020年3月5日 19時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - アルバートさん» 誰かと一緒にドイツ……いいですねぇ…私もチャンピョン帰りの車で一瞬で読みましたよ!ほんと、もう、tn可愛かった! (2020年1月28日 6時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:斬 x他1人 | 作成日時:2019年10月15日 3時