ファンですか？いいえオタクです。

それはそれで推せる ページ42

雅「んでどうよ最近」



『え、なにが』



雅と再びあのカフェでランチをしながら
話をしていたらそう聞かれる



雅「愛しの推しと繋がった感想？」



『悪意しかない言い方やめい』
『まあ、実感はほぼない。毎回LINE見てニヤニヤはするけど』



雅「そういう事じゃなくてさあー、告られたじゃん？
なんか無いわけ？心境の変化的な」



『んー、別に元から好きなのは好きだからねえ…』
『声優じゃなくて個人の小野大輔さんとして付き合うならってだけで』



雅「だからそこがどうなのよって話しよ」




『めちゃくちゃ普通。あのまんま。』




雅「やったじゃん、付き合えよ」



『いや、まあまだそこまで詳しくは知らないし…』
『実はめちゃくちゃ俺様キャラとかだったらどうしよう』
『…それはそれで推せるな』



雅「はい、暴走しなーい」



―ピコンッ―



雅「あ、ちょいごめん」
雅「…ほほーう(笑)」



雅「あんた週末あいてんの？」



『え？まあ特に何もないけど』



雅「じゃあ決まり、ご飯ね」



『あ、OK』



雅「神谷さんと小野さんとね」



『は？』



雅「Aちゃんには小野くんから誘いあると思うけど〜だって」



『まてまてまてまて』
『え、相手浩Cなの？』
『あんたいつのまに連絡先交換してたの』



雅「あれ、言ってなかったっけ」



『ええ』



雅「あの日」



『えええ…』



雅「話しやすいよねーあの人。波長合うし」



『前々から似てる節あるよなーとは思ってましたけれども』
『あんた世のファンに呪われるよ』



雅「え？別に私アニメとか興味無いし。」
雅「普通にいい男いたら連絡先ぐらい交換するくない？」



『いっぺん○んじまえよ』



雅「まああんたらの見守り隊よ」



1番仲良い友達ではあるけど
この人怖ええです

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