Crazy M

twenty - two ページ27

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合 ｢ ちょっとお兄ちゃん 、恥ずかしいからやめてよ 。 ｣


遂に立ち上がって口論し始めた 左馬刻 の脚を勢い良く踏みつけ 、半袖の ｱﾛﾊ ｼｬﾂ を引っ張る 合歓 ちゃん 。
流石に可愛い妹の手は振り払えないのか 、ぐ と顔を顰め渋々席につく 。

銃兎 ｻﾝ も 、理鶯 ｻﾝ に宥められ落ち着いたのか席につく 。


左 ｢ ﾁｯ ... ｣

銃 ｢ すみません 、少し取り乱してしまって ... ｣


合歓 ちゃんが ぷんぷん しながら 左馬刻 を説教している前で 、しゅん とした顔で俯く 銃兎 ｻﾝ 。


合 ｢ もう ... 、銃兎 ｻﾝ も本気になりすぎですよ 。お兄ちゃんがこんな所で騒ぎを起こせると思います？ ｣

銃 ｢ 確かに 、冷静に考えればそうですね ... 。すみません ... ｣


幸いにも周りから白い目で見られることはなく 、一先ず席を立つことにした 。


理 ｢ 大丈夫か 左馬刻 、銃兎 。あまり苛苛し過ぎるのは身体に良くないぞ 。 ｣

｢ 銃兎 ｻﾝ は普段から気をつけてますけど 、左馬刻 はこれ以上悪くしたらやばいですよ 。 ｣

左 ｢ うるせ 、不健康だって言いてぇのかよ 。 ｣


つん 、とした顔で突っ込む 左馬刻 も 、合歓 ちゃんに叱られたばかりのせいか何時もより覇気がない 。


理 ｢ しかし 、妹君は凄いな 。どんな男でも取り押さえられない 左馬刻 を言葉だけで捩じ伏せるとは 。中々だ 。 ｣

合 ｢ う 〜 ん 、あんまり褒められてる気がしないなぁ 。 ｣

｢ 2人でいる時間が長いということもあるんですよ 。合歓 ちゃんの言うことなら一発で聞きますよ 。 ｣


少し前を 銃兎 ｻﾝ と並んで歩く 左馬刻 の背中を見ながら3人で話す 。
既に仲直りしたのか普通に話している2人は 、本当に仲良さそうに見える 。


合 ｢ 2人ともあんなに仲良いのに 、どうして毎度喧嘩するんですかねぇ 。 ｣


心底不思議そうな顔で首を傾げ2人の背中を見る 合歓 ちゃんの視線に気づいたのか 、左馬刻 と 銃兎 ｻﾝ が振り返る 。
その2人を見て 理鶯 ｻﾝ も笑みを零す 。


銃 ｢ なんですか3人して にやにや と ... ｣

｢ いや 、仲良しだなぁって 。ね - 。 ｣

左 ｢ あ？ そりゃ誰と誰の事言ってんだ ﾃﾒｪ 。 ｣

合 ｢ さぁ 〜 ？？ ｣

理 ｢ 楽しそうだな 。是非小官も混ぜて欲しい 。 ｣


前2人の肩を抱え間に入る 理鶯 ｻﾝ に 、うお と情けない声を上げる 銃兎 ｻﾝ と少し嬉しそうな 左馬刻 は 、傍から見れば本当の仲良し3人組に見えた 。

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