Crazy M

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銃 ｢ - ... 、はぁ ... 。よし 、ﾆｺﾁﾝ 摂取完了 ... 。おい 、そろそろ出るぞ 。 ｣


車の窓を全開にして身を乗り出し私を呼ぶ 。


｢ う - い 、 ｣

銃 ｢ 気が抜けてんなｧ 、今から会う奴誰だか分かってんのか？ ｣


これから会う相手 。
そんなの一人しか思い浮かばないが 、あえて ｢ さぁ？ ｣ と首を傾げてみる 。


銃 ｢ おま 、それ彼奴の前で言うなよ？意外とお前の事気に入ってるっぽいからな ... 。 ｣

｢ ... 、左馬刻 が？ そんなことあるかなぁ 、ｼｽｺﾝ お兄ちゃんがねぇ 。 ｣

銃 ｢ それも絶対言うなよ ... 、殺されるのはAだけじゃないんだからな 。 ｣


車に乗り込みながら笑う私を見て 、いつも細い目をもっと細め 、苦笑の笑みを浮かべる 。
助手席に座り ｼｰﾄﾍﾞﾙﾄ を閉め窓を閉める 。


銃 ｢ さてと ... 、行くか 。 ｣

｢ お - う 。... てゆか 、左馬刻 の所に連れていく為だけに拉致ったんですか？ ｣

銃 ｢ 拉致ったって言い方悪いな 、補導したと言ってくれよ 。 ｣

｢ なんで 、 ｣

銃 ｢ 立場的な問題 。 ｣

｢ おまわりさ -- ん 。 ｣

銃 ｢ ば -- か！海が近いので警察官なんてあんまりいませ -- ん 、いるのは私だけで - す 、ば - か 、ば - か 、ばかA - 。はっはっは 。 ｣

｢ うっ ... ざい 、笑 ｣


あまりに ﾑｷ になる大人気ない 銃兎 ｻﾝ が可笑しく思えて 、笑いを堪えながら呟く 。


銃 ｢ 今日会いに行くのは 左馬刻 だけじゃないぞ 。もう一人 、MAD TRIGGER CREW の新 ﾒﾝﾊﾞｰ だ 。 ｣

｢ へぇ 、見つかったんですね 。 ｣

銃 ｢ ... 。 ｣

｢ ... 。 ｣

銃 ｢ ... 。 ｣

｢ えっ 、なんで私に合わせるの？？ ｣

銃 ｢ えっ ？ あっ 、まぁ 、色々あんだよ 。 ｣


少し長めの信号に捕まっているせいか 、長い人差し指で ﾀﾝﾀﾝ と ﾊﾝﾄﾞﾙ を叩きながら答える 。
車の運転で性格が荒むのか ... 、後で ﾒﾓ しておこう 。


そういえば 、新入りって言ってたけど 、どんな人なんだろう 。
この感じだと 、銃兎 ｻﾝ の知り合いっぽい ... 気がする 。

まぁ 、でも悪い奴ではないだろうな 。


少し楽しみにしながら窓に凭れ 、外の景観を眺めた 。

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