【ツイステ】Assassin trip?!

12-2 ページ47

？？？「まさか大釜が出るとは
　 ちょっとやりすぎたか……？」


「やりすぎた…」と罪悪感を感じたのか

少し申し訳なさそうにトラッポラさんを見る彼



貴女「いえ、あなたのお陰で助かりました。
　 ありがとうございます。」


私は彼に近寄って頭を下げて感謝を述べると


「い、いやっ！…べ、別に大したことはッ……」と

何故か彼は頬を少し赤く染めて頭を掻いていた



そして、大きな大釜から抜け出したトラッポラさんは

頭を「あいたた……っ」と手で押さえながら立ち上がる



エース「いーじゃんかよ。窓拭き100枚くらい
　 パパッとやっといてくれたってさー」


貴女「パパッとできる訳がないですし
　 できていたら勿論やっていますが…
　 “学園長命令”ですので、こればかりは……」



それを側で聞いていた助けてくれた彼…


紺色の短い髪に私から見て左側には

黒のスペードのメイクをしている彼は聞いてくる


？？？「罰で窓拭き100枚って……
　 一体君たちは何をやったんだ？」


エース「今朝、そこの毛玉とじゃれてたら
　 ハートの女王の像がちょーっと焦げちゃっただけ」



じゃれてたって程でもなかったし

ちょっとどころでもなかったけどね…



それを聞いた途端、目を大きく見開いて驚愕していた


？？？「グレート・セブンの石像に傷をつけたのか！？
　 それは怒られるに決まってるだろう。
　 せっかく名門校に入学できたってのに
　 初日から何をしてるんだか……」



全く、その通りでございます←




彼の言葉を聞いたトラッポラさんは


彼を睨み付けながら「チッ」と小さく舌打ちをして

あからさまに不機嫌になりながら言う



エース「……るせーなぁ。つーかお前、誰？」



デュース「僕はデュース。“デュース・スペード”
　 クラスメイトの顔ぐらい覚えたらどうだ？
　 えーと………」


エース「お前も覚えてねーじゃん」←




そうトラッポラさんに指摘されると


「ご、ごほんっ！！」と咳払いをして誤魔化していた




デュース「と、とにかく！
　 学園長からの命令なら、真面目に取り組むことだ」



エース「はいはい。わかりましたよ〜っと……
　 んじゃ、パパッと始めますか。…………ん？」



貴女「……あれ？」



さっきから、やけにグリムが静かだ…

私達は辺りを見渡してみると＿＿＿＿＿＿



エース「あっ！毛玉がいない！」


そこには、グリムの姿はどこにも見つからなかった




あんの……猫狸ッ←

12-3→←PROLOGUE 12　罰則エスケイプ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す