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玲王side 3 ページ21

⭐︎


すると、



「──御影くん、大丈夫?」

「……っ、え?」



ぱちり、と目を瞬かせる。

凪憎しで曇っていた視界が一気に晴れ、目の前の心配そうに自分を覗き込む少女の顔がドアップで目に映った。


「〜〜〜ッ!??!」


一拍置いて、玲王は思い切りスザザザッと背後に後ずさった。
突然目の前に気になる女の子が現れたことによりバクバクと鳴り出す心臓と、じわじわと熱くなる頰。

心配げに此方を見るAは、顔を赤くした玲王に眉を下げた。


「御影くん、顔真っ赤だよ?熱でもあるんじゃ……!」

「ッや、ごめっ……」


慌てて玲王が謝罪の言葉を紡ごうとした瞬間であった。

コツン、と額に何かが当たった感触と共に、柔らかな匂いが鼻を掠める。
ぱちりと目を見開いた玲王の鼻の先、すぐ側にAの顔があった。


「は、えッ……!エッ???!」

「んー、熱は……ないね。でも今日は暑いし熱中症にでもなっちゃったんじゃ……」
 







何が起こっているんだ??????







玲王の頭はその疑問でいっぱいであった。


エッ、おでこ、おでこを合わせて熱を測ってるってこと!!??!!


丸い瞳を縁取る睫毛は長く、くるりと天を向いてカールしている。女の子特有の甘い香りが漂い、柔らかな唇がもうすぐ触れ合いそうな距離で開いた。


「御影くん、その木陰で休んでおいてもいいよ。もうすぐ終わるし………御影くん?」


口から心臓がまろび出しそうな程に緊張している玲王は全身に冷や汗をダラダラとかきながら、体を強張らせてなんとか返事をしようと口を開く。

俺は大丈夫だよ やら、平気だよ やら、アッ良い匂いする……え、この子可愛いすぎねぇ???とか何とか思いつつ。


「(てか俺みたいな不細工にこんな少女漫画でしか見ないことやっちゃう……??)」



玲王の頭は既にパニックだった。しかしAを安心させるため、自分が平気なことを必死に伝えようとする。

そして、口をついて出た言葉は。


「す、好き……………あ゛っ」


アッやっちまったと思った直後、Aから発せられた言葉に玲王の息が止まった。





⭐︎

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まったり団子 - ウッウッ・・・最高だ・・・特に糸師兄弟が揃いも揃って盛大に勘違いしてるのが・・・これからも読ませてください!お願いします! (2月24日 20時) (レス) id: f793216af5 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 結葉さん» ありがとうございますーー!🥹これからも応援してくれたら嬉しいです (12月13日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - あいらさん» 返信遅れて申し訳ないです😭冴はもうすぐ出てきたますので、是非お待ち下さい! (12月13日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 更新待ってます”!!!!!!!! (10月12日 10時) (レス) @page31 id: 119a923417 (このIDを非表示/違反報告)
あいら - このお話が大好きです!早くカイザーやネス、冴に会ってメロメロにしてほしいです! (10月12日 5時) (レス) @page32 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずき | 作成日時:2023年1月29日 21時

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