エピソード6 ページ40
「え、銃兎さん!?」
銃「おや、Aさんでしたか」
「これはどうも」と営業スマイルを向ける銃兎さん…スーツじゃないところは始めてみたかも…
銃「さて理鶯、大人しくAさんと一緒にお縄に着いてもらいましょうか」
「えぇ!?私もですか!?」
理「なぜAまで巻き込む必要がある」
理鶯さんが銃兎さんに問い詰めると、銃兎さんはふふ、と笑いこう言い放った。
銃「まさか理鶯Aさんのスキル、『忠誠心』について知らないとは言わせませんよ…?」
理「?」
しまった、理鶯さんの頭の上にはてなが浮かんでいる…そういやまだ説明してなかった…!
銃「おいマジかよ…Aさんから聞いていないのですか」
「あぁすいません!説明します!えっと『忠誠心』てのは…」
私は慌てて彼にスキル内容を説明。理解して頂けた所で再び銃兎さんに理由を聞いてみる。
銃「理鶯、貴方は戦略を増やすためにAさんを従わせ、私達を倒すつもりであったのでしょう?
「え!私まだスキル使ってないんだけど!」
銃「おっと…先程の理鶯のようにとぼけた振りをしたって無駄です」
この2人を確保しろと近くの兵士に命令する銃兎さん。まずい、このままでは…
しかしその兵士は一向に動こうとしない。
銃「どうした、早くあの二人を…ガハッ!!?」
理「銃兎!」
「銃兎さん!?」
その兵士は銃兎さんに1発蹴りを食らわせた。
その後、不気味な笑い声とともに兵士達が姿を変えていった。
「「クハハハハ…我らは偉大なる魔王様の手下…貴様らのような冒険者達を潰すのが我々の使命…」」
「ゲームの敵キャラだったのか…」
なんかもう普通にプレイヤーの人だと思っていたわ←
理「となると…この地図に描かれている「精霊の森」は小官らを陥れる為の罠だったのか…」
「「その通りだ…そして、お前らには我が主のためにここでタヒんで貰おう!!」」
銃「くっそ…まさか俺までハメられていたとは…」
理「この状況を打破するためにも、今は手を組むしか無さそうだ…銃兎」
銃「ええ、ただし今だけですよ…」
二人が慣れた手つきで剣を抜き取り、戦闘態勢に入る。
「なぜそんなにも手馴れているんだ…」
まあそうよな。だってあのヨコハマのMTCだもの。きっと現実でも剣くらい普通に扱ってるんだろうよ←
ていうか私今戦えないよ!?
そんなことには目もくれず、二人は一斉に敵の方へと突っ込んで行った…
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ブドウ紙パック(プロフ) - amroさん» コメントとご指摘ありがとうございます!理鶯さん推しにそう言って貰えてとても嬉しいです! (2020年5月11日 11時) (レス) id: 297b771243 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 初めましてコメント失礼致します。理鶯推しなのでタイトルに釣られて読んでいたら面白くて一気見してしまいました。描写が分かりやすいため読みやすかったです!更新楽しみにしています!(30pの左馬刻の名字が青棺になってました)応援しています! (2020年5月11日 2時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ紙パック(プロフ) - 黒髪さん» ありがとうございます!これからも頑張っていきます! (2020年5月7日 16時) (レス) id: 297b771243 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - この作品とても好きです……更新頑張ってください! (2020年5月7日 16時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ紙パック(プロフ) - ハマにハマるさん» ありがとうございます!コロナに負けぬよう頑張って行きましょう! (2020年5月6日 0時) (レス) id: 297b771243 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブドウ紙パック | 作成日時:2020年4月23日 23時