エピソード4 ページ38
暗い路地裏に入り、下ろしては貰ったものの身を屈めるように言われた。
理鶯さんが黙って見つめる先には、何やら鎧をまとっている集団が周囲を徘徊している様子が見えた。
理「よし、もう大丈夫だろう」
数分後、集団が去ったのを確認すると、理鶯さんは屈めていた身体を起きあがらせた。
「理鶯さん、今のは一体…?」
理「この世界で銃兎が仕切っている騎士団だ。奴らは今小官と左馬刻を狙っている。」
「どうしてそんなこと…ていうか一緒にゲームしてないんですか」
理「チーム間で揉め事があった故、こうして平和なゲームの中で勝敗を決めることとなった。」
「それは…中々大変ですね…」
理「ゲームの中であろうと、小官にも誇りがある。例え銃兎が無数の軍を統べるものだとしても、小官と左馬刻の
ゲームで勝敗を決めるって…まあ平和だけど
理「それに、この世界には見たことの無い食材もいっぱいある。決着が着いたら是非調理して食べてみたいものだ。」
「へぇ…」
本当にぶれない人だなぁ…
理「とはいえ、先程までいた場所とはまた離れてしまったな…」
「すまない…」と頭を下げてくる理鶯さん。なんか今回謝られてばっかだな私←
確かに二人とは結構離れてしまったけど…
「大丈夫ですよ!帝統達とはきっと歩いていたら会えますから!もう1人でも大丈夫です!それでは!」
理「待て、先程より人が多くなっている。むやみに動くとまた人波に飲み込まれるかもしれないぞ。」
理「それに、小官はこういうものには疎くてな…Aが着いてきてくれたらとても有難いのだが…駄目だろうか。」
そう言って困った目で見つめてくる理鶯さん…なんかもう本当に犬。撫でたくなる←
「そ、そこまで言われたら…ついて行くしかないというか…」
理「感謝する」
こうして私は帝統達に会うまで理鶯さんと行動を共にすることに。
理「それにしてもやはり人が多く群がる所はあまり好きにはなれないな…」
「同じく…」
しかもこのゲームはVRだから、身長低いと人混みが多いと遠くとか見渡せ無くなるんだよなぁ…
ゲームやってるはずなのに、色々とリアルすぎてなんだか実感がわかなくなってくるというか…
70人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブドウ紙パック(プロフ) - amroさん» コメントとご指摘ありがとうございます!理鶯さん推しにそう言って貰えてとても嬉しいです! (2020年5月11日 11時) (レス) id: 297b771243 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 初めましてコメント失礼致します。理鶯推しなのでタイトルに釣られて読んでいたら面白くて一気見してしまいました。描写が分かりやすいため読みやすかったです!更新楽しみにしています!(30pの左馬刻の名字が青棺になってました)応援しています! (2020年5月11日 2時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ紙パック(プロフ) - 黒髪さん» ありがとうございます!これからも頑張っていきます! (2020年5月7日 16時) (レス) id: 297b771243 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - この作品とても好きです……更新頑張ってください! (2020年5月7日 16時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ紙パック(プロフ) - ハマにハマるさん» ありがとうございます!コロナに負けぬよう頑張って行きましょう! (2020年5月6日 0時) (レス) id: 297b771243 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ブドウ紙パック | 作成日時:2020年4月23日 23時