秋10＃ 葵とボードゲーム ページ12
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Aは解決策に悩む大人たちに向けて、声を上げたのだ。
この場で何か話すなんて考えもしなかった鬼道は目を見開いて、立ち上がった彼女を見つめる。
「それならば、こちらの社は捨てて新聞社メイビスにちからをそそぐべきではないでしょうか」
「A」
「構わん。続けて」
「ここ数ヶ月の売りあげは同業者のなかでは群をぬいています。優秀な戦場カメラマンをやとわれたとか」
「ほう。先程捨てると言ったが、しかし切り捨てるのみと言うわけにもいくまい。どうするつもりかな？」
「合併させればいいんです。社長のかんがえかたにもよりますが、双方にとって悪いはなしではないはずです」
「そのくらいにしなさい、A。失礼だろう」
睦月に咎められると、Aは一礼して「失礼いたしました」とソファに座り直した。
「愚女が大変失礼致しました。義父の影響で、尚早にも経済に興味を持ってしまったようで」
「いや、構わんよ。柔軟な視点で参考になった。それに、子供達への配慮も足りていなかったね。有人、退屈だっただろう。A君を連れて部屋に戻っていなさい」
「はい」
鬼道が立ち上がるとAもそれに倣う。部屋を出る時には「失礼いたします」と頭を下げたAに慌てて鬼道も続いた。
睦希は優しく微笑んでいて、父は頷いてくれた。
というわけで部屋に招き入れた訳だが、いかんせんすることがない。暇さえあればサッカーをしていたから、友達を部屋に招くことも未だなかった。
「えっと……何する？」
「何でもおともいたします」
お供だなんてももたろうか水戸黄門でしか聞いたことがない。
黙ってしまった鬼道を見て、カーペットの上で正座していたAはそっと部屋を見回した。
「遊びましょう」
「え？ でも、ゲームとか持ってなくて……」
あるのは鬼道の父が買ってくれたトランプか難解なボードゲームくらいだ。そう伝えるも、Aは頷いた。
「私は、かまいません」
「そ、そう」
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杳覇(プロフ) - に近い感じかな……？ 私の作品の中ではかなり短くまとまると思うんで、暇なときに覗いてくれると嬉しいです！ 更新がんばるね〜〜！！ (2021年10月8日 12時) (
レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧ありがとう〜〜！！ バチくそに頭良い子なので私に書き切れるかどうかは賭けです🙂 選手に指示を出してゲームを組み立てていく司令塔よりはマネジメントに近い役割だけど、そういう認識でも大丈夫です！ フィールドメイキングするスタッフ (2021年10月8日 12時) (レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - あっどちらかと言うと日常の練習での司令塔という感じっぽいね(↓設定までしか読んでなかった) (2021年10月8日 11時) (レス) @page6 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 遅れました！！わー作ってから一週間経ってるー(棒読み)頭良さげな子だね！(語彙力はテストで溶けました)選手じゃないっぽい？司令塔の補佐みたいな感じかな？楽しみにしてるね！頑張って！！ (2021年10月8日 11時) (レス) @page2 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 白雪林檎さん» コメントありがとうございます✨ わ〜〜昔から読んで下さってるんですね！ めっちゃ嬉しいです…！！ ありがとうございます☺️💓 お褒めのお言葉も光栄です✨ 更新頑張ります！！ (2021年10月7日 6時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
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