第393話 本当のサッカー ページ30
しかし後半に入って、ダークエンジェルは本気を出してきた。
サッカーは憎い相手を倒す手段に過ぎないと考えている彼らは、次々と人間達を叩きのめしていく。
これ以上は無理だと判断して、FW三人も守備に入るが、手も足も出ない。
「喚け！叫べ！恐怖しろ！！」
──ものの十数分で、円堂を含め誰一人として立ち上がれなくなっていた。
「我らに歯向かった結果がこれだ」と高笑いするデスタとセイン。
だが円堂は、「違う」と拳を握りしめた。
「お前達のやっているのは……本当のサッカーじゃないんだ……！」
「……愚かな。我らを認めぬだと？」
「ならばとどめを刺してやろう。お前達のサッカーもろともなァ！！」
再び彼らのシャドウ・レイが、ゴールを襲う。
ここで失点すれば、勝つ確率はゼロに等しい。
「「円堂！」」
「「キャプテン！」」
『……守…っ』
皆の声援を受け、円堂は誰よりも冷静にボールを見定めた。
そして……。
「真イジゲン・ザ・ハンド!!!!」
「「何っ！？」」
進化したイジゲン・ザ・ハンドの上を、ボールが滑る。
それはバーに当たり、すかさず円堂がキャッチした。
「仲間の思いに応える。これもサッカーだ！」
残り時間はもう僅か。ボールは円堂からフィディオへ。
彼はスルスルと敵を抜き、センターサークルのあたりでシュート体勢に入る。
少し遠いか。……いいや、丁度良い。
「オーディンソード!!!!」
「必ず止める！……！」
フィディオの目には、上がっていく豪炎寺達の姿が映っていたから。
「グランドファイア!!!!」
「ジ・エンドV3!!!!」
アスタロスの技も進化した。しかし、オーディンソードの威力を併せ持ったグランドファイアならば……。
……が、そこへセインとデスタが走り込んで来た。
向こうのゴール前からここまで、戻っていたのだ。
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杳覇(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年6月7日 19時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
みかん - フォローさせていただきました！名前が違いますが、よろしくお願いします！ (2020年6月7日 19時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 水の犬。さん» 水の犬。様！コメントありがとうございます！ひえええ嬉しいです(//∇//)最近あまり更新できず申し訳ありません……。頑張ります！！ (2020年6月5日 6時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
水の犬。(プロフ) - こんばんは。個人的になんですが香覇さんの書くお話、文章すごく素敵で好きです(｡・・｡)更新、香覇さんのペースで無理しない程度に頑張ってください！夜分遅くに失礼しました (2020年6月5日 0時) (レス) id: 88a373f457 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 蒼乃さん» 蒼乃ーー！！！そうなんです！！二年前の今日、黒翼の夜叉姫が始まったんスよ…！！ありがとおおお！！美麻ちゃんも大変喜んでおります！！更新頑張るよん♪( ´▽｀) 今回は何も考えずにぶっつけ本番だったけど、不動クンのイケメンパワーで乗り切った(( (2020年5月22日 16時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec4/
作成日時：2020年4月24日 17時
