第313話 タッグを組んで ページ42
選手を大幅に交代。
条介と塀吾郎の代わりに夕弥と雷電を、一郎太の代わりに明王を投入した。
「情けないねぇ、掻き回されちまってよ？」
「ふっ、厳しいな」
「事実だから仕方ねえ。見兼ねて出てきてやったんだよ」
「……何か作戦があるのか？」
「ああ」
明王は腕を組んでニヤリと微笑んだ。
「そしてそれには……A。お前にも協力してもらう」
『！私……？有人じゃなくて？』
「ああ。お前の聴力を見込んでの指名だ」
明王が私のことを信頼してくれている。
胸がドキドキと高鳴った。
……明王とタッグを、ってことね。やりたい。明王の信頼に応えたい。
『──分かったわ』
フィールドの魔術師、一之瀬一哉。
でも、どんな魔術にだってタネがある。
ユニコーンのスローインから試合再開。
すぐにローリングサンダーに捕らえられる。
が、夕弥と雷電は、迷いなくボールを持ったミケーレに突っ込んでいった。
おかげで逆サイドはガラ空きだ。
「何？」
ミケーレは動揺しながらも、センターの一之瀬達へパス。
「「「グランフェンリル!!!!」」」
「木暮ぇぇ！」
「おーうっ！！」
三人がシュート体勢に入り、ボールがマークへ渡る寸前。
雷電が夕弥の頭部を引っ掴み、上空へとぶん投げた。
「やぁぁぁ！！」
「「「！？」」」
グランフェンリルが放たれる前に、ボールを奪った夕弥。
そう、これこそがグランフェンリル攻略法。グランフェンリルは、発動させてから打つのに時間がかかるのだ。
「っ……先にディフェンスを崩すぞ！」
「「おう！」」
しかし、この程度で一之瀬は動じない。
すぐさまローリングサンダーの体制になるユニコーン。
ボールが放たれる。私は少し離れた左サイドで、目を瞑って全神経を耳に集中させた。
右サイドには明王がいる。
第314話 魔術のタネと見破る者→←第312話 魔術師の魔法
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杳覇(プロフ) - 蒼乃さん» うわあああまただ！！ごめん！！すぐ書き直してきます！！ (2020年3月15日 18時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 鈴苺 （ﾚｲﾒｲ）さん» 本当にありがとうございます(泣)よろしくお願いします！！ (2020年3月15日 18時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 311話の「一之瀬とビリーいとも簡単に」って、「一之瀬とビリーをいとも簡単に」じゃないかな？間違ってたり、わざとそうしてたんだったらごめん！！ (2020年3月15日 18時) (レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
鈴苺 （ﾚｲﾒｲ）(プロフ) - いえいえ、全然大丈夫です！下手ですが、描かせていただきます！！ありがとうございます！！ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 8922abe964 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 蒼乃さん» 良かったぁ〜、不動さんのイケメンさはこだわったもので……！！モヒカンのくせに(笑) うわああああごめん！！ありがとう！！すぐ直します！助かった！！ (2020年3月9日 15時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年2月16日 19時
