祝！470話 メリット ページ30
「──皆さん！今暗く沈んでいてどうするんですか！」
「「！」」
珍しく、目金が立ち上がって叫んだ。
いつになく真剣な面持ちで、凛と立っている。
「東雲さんが心配なのは分かります。ですが、本当の事は、本人にしか分からないじゃ無いですか。
そんな事を考えて暗くなるくらいなら、プラスだった事を考えましょうよ！」
「プラスだった事？」
目金がニヤリと笑う。
「証拠のデータは我らの手にあるんです。これを警察に持っていけば、ガルシルドが逮捕されるのは間違いありません！
更に！ガルシルドの所に東雲さんが居たのなら、ガルシルドが捕まれば話が聞けるじゃないですか！」
「「！」」
珍しく、目金の一言で空気が明るくなった。
珍しく。大事なことなので二回言いました。
「そうですよね！これだけ証拠があれば、逮捕出来ますよね！」
「これは、俺が警察に持って行こう」
響木が名乗り出て、明朝、警察に届けて貰える事になった。
これでザ・キングダムを救える。イナズマジャパンは、そう信じていたのだ。
……背後にいる東雲の恐ろしさを、忘れていた。
──プルルルル、と電子音が続く。
3回目くらいのコールで、漸く相手が出た。
《──グランか？何だよ、電話なんて珍しいじゃねえか》
「バーン……」
数ヶ月見てないだけなのに、とても懐かしく感じる。
基山は自室に戻ってすぐ、バーンこと南雲に電話をかけていた。
おひさま園の中で最も東雲を理解しているであろう、南雲の意見を聞きたかったのだ。
基山はホッとしながら、今日あった出来事を話した。
《──んで、お前の気持ちはどうなんだよ？》
「え？」
基山の話を黙って聞いていたかと思うと、開口一番にそう聞かれた。
基山が口籠っていると、電話越しにはあ、と呆れたような溜息が聞こえてくる。
《どうするも何も、Aに対する気持ちが定まってなきゃ、何も始まんねーだろうが。
俺は、Aを信じるぜ。裏切られて、傷付けられても、あいつを信じてる。これだけはぜってー変わんねえ》
「……そっ…か……」
基山は、薄く微笑んだ。
それで良いんだ。俺も、Aの事信じてて、良いんだ。
「──ありがと、バーン。俺もAを信じてる」
《おー。んじゃな》
切られた電話を机の上に置いて、基山は夜空を見上げた。
今日の空は明るい。Aの髪の色の様に、キラキラと星が輝いていた。
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Vermut(プロフ) - オムライスさん» おかえりいいいいい！！ 始まりましたよブラジル戦！ホントね、私も吃驚した笑笑 さあ…どうかな…？(笑) そうね、私もいよいよ受験に向けてあれやこれや……(´；ω；`) ありがとう！更新頑張るねー！ (2019年8月18日 10時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - オムライス氏完全復活なり！ただいまあああ！ベルちゃんおかえりいいい！始まったね！ブラジル戦！アニメと同じタイミングだね！奇跡だね！東雲ちゃん出るかなぁ…？とかいろんな予想してたよ！楽しいお盆が終わって地獄が始まろうとしてるけど←毎日楽しみにしてるね！ (2019年8月17日 22時) (レス) id: d47734e2bb (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - オムライスさん» ただいまあああお待たせしましたああああい！！うええ！？そうなの！？泣 だよね、満喫して来た！ありがとね！！ (貧血と夏バテか…最近暑いもんね……お大事に！！) (2019年8月13日 18時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - ベルちゃあああん泣13日に帰ってくるのね？でも私、１７日までばあちゃん家行ってるから泣一週間ぐらい来れないよ〜泣受験生でも息抜きは大事だよ！楽しんできてね！(体調回復しました！少し貧血と夏バテでやられてたけど大丈夫！心配かけてゴメン…汗) (2019年8月10日 1時) (レス) id: d47734e2bb (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - オムライスさん» ええっ！？体壊っ…えええ！！？どうしたの、何があったのオムちゃん！！ あ、ご指摘ありがとうございます^ ^ (2019年8月6日 6時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2019年7月5日 20時
