386話 まんまと ページ32
「流星ブレードV2!!!!」
「いかりのてっつい!!!!のあｯ!!」
ヒロトも絶好調。
守のいかりのてっついを吹っ飛ばし、ゴールに突き刺さった流星ブレード。
しかし、ヒロトは満足いってない様子だ。
「よーし！朝の練習はここまでだー！」
「次の練習は午後からー！それまでゆっくり休んでねー！」
午前の練習が終わり、汗を拭いつつ宿舎に戻る。
途中、地面に倒れ込む木暮の姿が目に入った。
「ふぁ〜、終わったぁ〜……」
「おいおい、もうダウンかよ」
そんな木暮の頭に影が落ちる。
木暮が目を開けると、染岡が挑発する様な笑みで彼を見下ろしていた。
「根性が足りねぇんだよ、根性が！」
ニヤリと笑って、立ち去る染岡。
その表情に疲れはない。
木暮はすぐさま立ち上がると、
「言ったな…！……(ﾆﾔｯ」
ニンマリと怪しげな笑みを浮かべて、染岡の背中を見送る。
……うん。久しぶりだねこの展開。想像は簡単につく。あ、止めないよ？
「ヒロトー！戻るぞー！」
「あぁ、先に行っといてよ！ちょっとその辺走ってから帰るから！」
『程々にな！あまり根詰めすぎんなよー！』
「お昼には帰ってきて下さいよー！私達の特製おかかおにぎりもありますからー！」
僕に続き、春奈がメガホンで声をかける。
ヒロトはこっちに手を挙げながら、「うん！分かったよ！」と走りに行ってしまった。
「───染岡さん！」
「？」
宿舎に戻りかけた染岡に、木暮が声を掛けた。
手にはサッカーボール。真剣な表情からは、気合いも見て取れる。
……普通の人なら、そう思う所だ。
「練習に付き合ってくれませんか？」
「練習？おぉ、ちょっとはやる気出したみたいだな！」
木暮の言葉を素直に受け止め、嬉しそうに笑って木暮に歩み寄る染岡。
心の中で「染岡、ごめん」と手を合わせながら、止めもせずその成り行きを見守った。
「よし！付き合ってやる────のぉわｯ!?」
「「！？」」
木暮の前で立ち止まる瞬間───染岡は、木暮の作っておいた落とし穴に、まんまと引っかかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
塔子の帽子
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8
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杳覇(プロフ) - ミリアさん» 「影ふたつ」でコメントなさっていた方と同一人物ですかね？ 残念ながらお断りさせていただきます。今リアルが忙しいので……。 (2021年3月6日 11時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 一緒に占いツクールで合作しませんか？ (2021年3月6日 11時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - mnwさん» そう言って頂けて嬉しい限りです(泣) (2019年5月1日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - mnwさん» コメントありがとうございます！それが、最初はそうしようかとも思っていたのですが、それだとかなり長くなってしまうなぁ…と思った次第でして……。ですがまた、考え直してみます！貴重なご意見ありがとうございました！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
mnw - ベルモットさんの作品が大好きです!!頑張ってください!! (2019年5月1日 15時) (レス) id: 4bef324863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2019年3月22日 14時
