第126話 不安 ページ41
……そろそろ良いかな。
ベンチの後ろから、そっと顔を覗かせる。
『うん、もう向こうに行ってる……ん？』
ふとベンチに目を向けて、首を傾げる。
何故かそこに、円堂が座っていたからだ。
『円堂、どうしたの。具合悪い？』
「……いや、そうじゃないんだけど……監督に、��キャプテン失格��って言われちゃってさ」
『！監督が……』
ぱっと監督の方を向く。
監督はいつも通り、フィールドに駆けていくみんなの姿を眺めている。
……監督が指示した事なら、きっと何か事情があるんだろう。
『……隣、良い？』
「ああ……」
それなら何も問題はないわ。
私に与えられた仕事は……逃げずに、彼らの試合を見届けるだけ。
「(監督が円堂を外したのには、きっと何か理由がある筈だ…！)」
自らの腕にはめられた、赤いキャプテンマーク。
円堂の方を見つめながら、鬼道はそれをぎゅっと握った。
「円堂さん……」
「立向居！」
グローブをはめ直しながら、立向居は表情に焦りを見せる。
それも当然ね。今まで円堂が守ってきたゴールを、突然任されたのだから。
そんな彼に、綱海が声を掛ける。
「今は試合の事だけ考えろー！……」
陽気に言った綱海だけど、きっと内心は不安。
立向居は緊張してる。緊張すると、固くなってミスが出る。
でも、立向居がミスをすれば、もう後ろはゴールなんだ。
それまでに止めてやらなきゃならない。先輩として、後輩に責任を押し付ける訳にはいかない。
そんな気持ちが、見て取れる。
そして……。私は、観客席の方を探す。
あ、アレが豪炎寺の妹の夕香ちゃんね。そして隣にいるのが、家政婦をやってるっていうフクさんか。着替え届けにいらっしゃってた時あるし。
勝也さんは……って。
『そんなとこじゃ分かんないわよ……(ﾎﾞｿｯ』
「ん？何か言ったか？」
『ううん、何でもない』
二人と離れた、スタジアムに幾つかある出入り口付近。
白衣のまま、フィールドを見つめる姿があった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
塔子の帽子
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» wwありがとう！！そうよね、不動絶対赤面してる！！(笑) <(_ _*)> ｱﾘｶﾞﾄｫ (2019年1月23日 20時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 『きゃ……！』とはなんだ『きゃ……！』とは！！かわいすぎるじゃないか！！普段クールな美麻ちゃんがそんな可愛いことをしたら不動がどうなると思ってるんだまったく！！素晴らしい！！← (2019年1月23日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あああありがとうっ！！ (2019年1月11日 5時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - なっなぜだ？なぜ通知がこなかったぁぁぁぁ見るのがものすごくおくれた。。。。気を取り直して、遅れたけど、続編おめでとう！ (2019年1月10日 20時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 惜しい(笑) ここからあのシーンに入っていk((←ネタバレ ありがとおおおお(泣)頑張りますっ！！当日だから遅くないかもねwwメリークリスマス！(完全に遅い) (2018年12月26日 11時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年12月25日 17時
