第57話 シュート ページ14
しかし。
「！……」
「「！」」
『……』
虎丸はここでバックパス。
ゴール前はフリー、こんなに良いシュートチャンスは無いのに。
パスは難なくカットされ、折角のチャンスがパァになってしまった。
カウンター攻撃を仕掛けられてしまったイナズマジャパン。
マークしようにも、前半から出ていたみんなはバテバテで追い付けない。
……仕方がない、本業では無いんだけど。
『はあｯ!!』
「！」
ゴール前まで持ち込まれたボールを、スライディングでカット。
ギリギリで持ち直し、今度はイナズマジャパンのカウンターチャンスが到来した。
「みんな、上がれ!!」
「押さえろ!!」
両司令塔から、指示が出る。
ドリブルしながらメンバーの位置を把握。
このまま鬼道にパスをすれば、相手9番に取られてしまう。
……が、私にも時間がない。
それに、虎丸が上がってきている。
……追い付いて。
『ふｯ!!』
「っ……」
私は鬼道に向かって高いパスを出す。
鬼道も、先に相手に取られてしまう可能性の方が高い事は分かってる。
だからだろう、くっと歯噛みし、表情を歪ませている。
でもそれは、
「やｯ!!」
「「！」」
周りに、他の仲間が居なかったらの話だ。
虎丸は瞬時に判断し、鬼道へのセンタリングをカット。
その大胆な行動に、デザートライオンディフェンス陣は動揺している。
その間に、虎丸はもうGKと一対一に。
「今だ!!打て虎丸!!」
虎丸にシュートを打たせたい。
何故シュートを打たないかは分からないが、こんな決定的なチャンスを逃したくない。
豪炎寺はそんな思いを胸に、叫んだんだろう。
だが虎丸は、
「ｯ!!」
豪炎寺へ、パスを出す。
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Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あざっす……！！私が恋愛入れる時はいつも唐突に思い付くから、いつも不自然じゃないかドキドキしてる……。キュンとしていただけたようで何よりです！ (2018年12月23日 17時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - キュンとした・・・//// (2018年12月23日 17時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - スイさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ございません…！！ あああ、ありがとうございます(泣)すっごく嬉しいです!!本日テスト終了致しました！応援ありがとうございましたっ！！ (2018年11月27日 14時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - とても面白く読ませて貰っています!!テスト頑張って下さい！ (2018年11月22日 17時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 綾子さん» 了解しました！拝見させて頂きます！ (2018年10月13日 13時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年8月22日 14時
