155話 何でも知って欲しかった ページ22
「春香。この後、暇か？」
『？暇だけど……』
「ちょっと行きたいところがあって……春香にも、付いてきて欲しいんだ」
『！勿論良いよ！(ﾆｯ』
練習後に、突然守から切り出されて少し驚く。
まあ、行くところには察しが付くから。
「……あの、な。ちょっと、雷雷軒((『にいる響木監督に、大介さんかも知れない人からの手紙を見せに行くんでしょ？』な、何で分かるんだ!?」
フッと笑って『守の事だもの、何でも分かるよ』と言うと、「そ、そうか……」とまた俯いた。
けれど、僕にも分からない事が一つだけある。
『ねえ…守。何で僕を連れ出したの？』
「え？」
『だって、雷雷軒に行くなら一人でもいいじゃない？』
「ああ…」
素朴な疑問を投げかけると、守は少し頬を赤く染めた。
そして、ぽりぽりと頭を掻きながら言う。
「俺があの時、手紙のこと気にしてるのバレたら、みんなが十分に練習出来ないだろ？それに、あまり弱い所を見せたくないっていうか……
でも、春香は違う。春香には、俺の事何でも知って欲しかったから！弱い所も、かっこ悪い所も、全部さ(ﾆｯ」
『…守……』
嬉しかった。
弱い所を見せられる相手として、僕を選んでくれた事。
そんな関係に、憧れてたんだ。
『…(ｷﾞｭｯ』
「へぁあｯ!?はr……!!//」
僕は、空いていた守の右手を握った。
そして、テンパっている守にﾆｯと悪戯っ子の様な笑みを向ける。
すると、一瞬驚いた守も笑って、
『……わ//』
「そうするなら、こっちの方が良いだろ？(ﾆｯ」
指と指を絡める、所謂恋人繋ぎに変えた。
夏だし、暑いのに。
守の手も、あったかかったけど。
なんとも言えない心地良さを、僕は感じていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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8
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Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 此方こそだよ！！うん！会える時がくれば、必ず会おう！！私もだよ！大好きって伝えるよ！！ ほんと！？嬉しい…!!うん！例え画面越しでも、蒼乃とは繋がれてるよ！！ (2018年8月30日 22時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - Vermutさん» そう言ってくれて嬉しいよー！！ネッ友からリア友になりたい……！ｸ会えるときあったら会おうね！絶対！それでその時にも僕は大好き！って伝える！絶対！！僕だってVermutのコメントレスで泣きそうになったよ！会ったことがなくても心で繋がれてるって信じてるよ！！ (2018年8月30日 21時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» ううん、蒼乃は優しい！蒼乃のコメント貰って泣きそうになったもん！そっか、蒼乃もか……そうだよね。うん、頑張ろう！勿論、私も蒼乃の事、大好きだよー！！ (2018年8月30日 20時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - Vermutさん» そんなことないよ！うん、Vermutの考え方すっごくわかる。僕もそうだから。お互い自分を好きになれるように頑張っていこう！何回も言ったけど、僕もVermutのこと、大好きだよ！！ (2018年8月30日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» ありがとう蒼乃。蒼乃はすっごく優しいね！うーん、でもやっぱり私は、自分を好きになる事は出来ない。私には自慢出来る事が無いから……。でも、蒼乃の言葉、凄く凄く嬉しかった！！そうだね、自分を好きになれるように努力してみるよ！本当にありがとう！大好きだよ！ (2018年8月30日 17時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年8月7日 9時
