154話 死者からのメッセージ ページ21
『その手紙には……何て書いてあるんだ？』
「……"頂上で待ってる"…って……」
「それって…！」
「FFIの、って事ですか？」
僕の言葉に、ハッとしたように読み上げる守。
その言葉を聞いて、秋や春奈も反応した。
「世界大戦に参加する何処かのチームに、大介さんが関わっているという事か……」
「でも＿＿」
「罠かも知れませんね……」
「「罠ぁ？」」
風丸の言葉を遮って、目金が呟く。
「どこかのチームが、円堂君を動揺させる為に、わざとお爺さんの字を真似て＿＿((「それは無いです!!」うっ…;;」
話し始めた目金に、勇気がきっぱりと突っ込んだ。
「俺、ノートは何度も見せて貰ってますから、これは絶対円堂さんのお爺さんです!!」
『僕も同感だよ。自分の筆跡は、他の誰にも真似出来ないからね』
言い切った勇気に、僕も賛同した。
特にあんな汚い字なら、真似する事は不可能だろう。
「じ、じゃあ聞きますけどね！死んだ人がどうやって手紙を出すって言うんですか!!天国に郵便局があるとでも言うんですか!?」
『……亡くなっていなかったら……(ﾎﾞｿｯ』
「？何か言ったか？」
『あ、ううん！別に……』
無意識のうちに呟いたらしい。
尋ねた風丸に笑って誤魔化す僕。
一つだけ、方法があったんだ。
そう……もし、大介さんが生きていたとしたら……
大介さんが手紙を出す事は、容易である。
「…ま、考えても仕方ないか！」
「「！」」
喧嘩をしていた目金と勇気、それを止めていたみんながぴたりと止まった。
あっけらかんとして見える守は、そのまま明るく続ける。
「もしこれが間違いなら、それはそれだけの事だし。本物なら、FFI世界大会へ行けば会えるって事だしさ！
それより特訓だ！今は決勝戦の事だけ考えようぜ！」
『……無理しちゃって』
本当は、守も気になって気になって仕方ないんだ。
あの表情を見ていれば分かる。
仲間の為に、笑顔を見せてるんだって事。
155話 何でも知って欲しかった→←153話 差出人の無い手紙
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Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 此方こそだよ！！うん！会える時がくれば、必ず会おう！！私もだよ！大好きって伝えるよ！！ ほんと！？嬉しい…!!うん！例え画面越しでも、蒼乃とは繋がれてるよ！！ (2018年8月30日 22時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - Vermutさん» そう言ってくれて嬉しいよー！！ネッ友からリア友になりたい……！ｸ会えるときあったら会おうね！絶対！それでその時にも僕は大好き！って伝える！絶対！！僕だってVermutのコメントレスで泣きそうになったよ！会ったことがなくても心で繋がれてるって信じてるよ！！ (2018年8月30日 21時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» ううん、蒼乃は優しい！蒼乃のコメント貰って泣きそうになったもん！そっか、蒼乃もか……そうだよね。うん、頑張ろう！勿論、私も蒼乃の事、大好きだよー！！ (2018年8月30日 20時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - Vermutさん» そんなことないよ！うん、Vermutの考え方すっごくわかる。僕もそうだから。お互い自分を好きになれるように頑張っていこう！何回も言ったけど、僕もVermutのこと、大好きだよ！！ (2018年8月30日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» ありがとう蒼乃。蒼乃はすっごく優しいね！うーん、でもやっぱり私は、自分を好きになる事は出来ない。私には自慢出来る事が無いから……。でも、蒼乃の言葉、凄く凄く嬉しかった！！そうだね、自分を好きになれるように努力してみるよ！本当にありがとう！大好きだよ！ (2018年8月30日 17時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年8月7日 9時
