121話 家族の悩み ページ35
その吐き出す様な言葉と声に、ﾄﾞｸﾝｯと心臓が鳴った。
「そもそも、エイリア学園のセカンドランクに居た俺が選ばれたのが間違いだったんだ……」
『……リュウジ……(ﾎﾞｿｯ』
そんな悩みを抱えていたのか、リュウジは。
それも、ずっと前から。
なのに僕は気付くことすら出来ず……いや、気付こうともしなかったのか。
まだ小さかった晴矢でさえ、僕を心配して目を覚まさせてくれたっていうのに。
すぐ側にいながら、家族の不安に耳を傾ける事すらしなかったんだ。
……最低だ、僕はっ……!!
「"間違いだ"……俺はそうは思わないけどね」
「『!!』」
静かなヒロトの声に、ﾊｯと顔を上げる。
それは、リュウジも同じだった。
ヒロトは続ける。
「エイリア学園が無くなって、みんなでサッカーが楽しめる様になってなってから、お前のサッカーは変わったんじゃないのか？」
「……俺の、サッカー……」
『！』
そう……そうだ。
レーゼの時のリュウジのサッカーは、心を感じなかった。
楽しそうに、見えなかった。
「ジェミニストームにいた時は何処か無理してる様な所があったけど、エイリア学園が無くなってからは、心からサッカーを楽しんでいた。
無心でボールを追いかけて、何度転んでも立ち上がって……
だから、イプシロンやジェネシスだった奴らとも互角に戦える様になったんだろ？」
リュウジの瞳に、輝きが戻ってくる。
「そして、今は選ばれてここにいる。大丈夫さ、緑川なら。
少しは自分のサッカーを信じろよ」
「(ﾊｯ……うん!!」
『(ﾎｯ リュウジ……』
良かった。リュウジの表情が明るくなって。
…でも、問題はそれだけじゃないんだ。
『(本当、何やってんだ僕は…!!)』ｶﾞﾝｯ
本当は近くの木に拳をぶつけようと思ったが、木が折れてしまうと困る為仕方なく自分の掌に当てる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
塔子の帽子
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vermut(プロフ) - かのんさん» スイジュを知ってるんですか！？嬉しいです…！はい、小・中と同じ学校でした！ (2019年9月29日 9時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆかりんさん» 承知しました！リクエストありがとうございます！ (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆかりんさん» コメントありがとうございます！原作には申し訳ないのですが、今作品では東雲ちゃんのつもりで書いてます！ (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
かのん - え！？あのスイジュさんとリア友なんですか！？羨ましい~~！！！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 0151a74e88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - リクエスト！虎丸くん、立向居くん、春奈ちゃん、東雲ちゃん(姉、弟、弟、妹)の4人の絡みが見たい！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 0151a74e88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年6月30日 10時
