112話 守と飛鷹 ページ25
暫く俺を睨んでいた不動だが、一瞬儚げな表情になり、直ぐにニヤッと笑った。
「兎に角、俺の足を引っ張る様な事はするなよ」
不動はそのまま歩いて行ってしまう。
「……お先に失礼します」
「…飛鷹……」
そして、僕の後ろに居た飛鷹も室内に入って行ってしまった。
「飛鷹」
『！』
次の日、守が早速飛鷹に声をかけた。
「今日は、俺と一緒にパス練習しようぜ？」
「……はい」
『(ﾆｯ』
守があそこに居たのは、幸いだったな。
「ここだー！俺の真正面を狙うんだ!!」
「……分かってます」
飛鷹は助走を付けて、ボールを蹴る。
しかしそれは、狙いからは大きく外れていた。
「(ｸｯ!!」
「飛鷹ー！俺にボールを繋ぐつもりでやってみるんだ！」
守はパスを返す。
それを飛鷹は、ダイレクトで守に返した。
確かに、さっきよりはマシになったな。
「うん、良くなった！…だけど、ちょっと変な癖が残るなぁ……」
「くっ…！」
「飛鷹？」
守の言葉を聞くと、飛鷹は守に背を向け、髪を整えた。
「すみません、走り込みが足りない様なので」
「！あ、ちょっと待てよ！おい!!飛鷹ー!!」
そして、そのまま走って行ってしまう。
はは……あいつもまだまだガキだな。
『まーもる！』
「わっ！…春香！」
守の背中に飛び付く。
『僕に何も言わず飛鷹に浮気するなんて……酷いなぁ(ﾆﾔｯ』
「へ!?あ、ごめんごめん！」
守は慌てて謝る。
冗談だよ、冗談←
『べっつに良いよ！飛鷹の事を守が気にしてくれてる事が嬉しいし！』
「……春香…」
これで、少しは気が晴れるだろうか。
いくら飛鷹の為とはいえ、守のこんな悲しそうな表情を見るのは辛い。
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Vermut(プロフ) - かのんさん» スイジュを知ってるんですか！？嬉しいです…！はい、小・中と同じ学校でした！ (2019年9月29日 9時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆかりんさん» 承知しました！リクエストありがとうございます！ (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆかりんさん» コメントありがとうございます！原作には申し訳ないのですが、今作品では東雲ちゃんのつもりで書いてます！ (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
かのん - え！？あのスイジュさんとリア友なんですか！？羨ましい~~！！！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 0151a74e88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - リクエスト！虎丸くん、立向居くん、春奈ちゃん、東雲ちゃん(姉、弟、弟、妹)の4人の絡みが見たい！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 0151a74e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年6月30日 10時
