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Side of You
ぎゅうっと胸が締め付けられる感覚。
" 好きだよ、Aちゃんのこと "
まるで今言われたばかりみたいに
鮮明に未だに耳に響いてくる彼の声。
ベッドに身体を預けたって寝れるわけない。
「…………っ、」
嬉しかった。
ただ、優斗くんのあの言葉を聞いて。
笑顔を見ると嬉しくなる。
切なそうだと私もどこか胸が痛い。
笑わせてあげたいなって、思える。
「す、き………？？」
寝ているさくちゃんを起こさないように
そっと口にしてみると
ぶわっと顔に熱が集まってくる。
とくんとくん、と早くなっていく心臓音。
野球のユニフォームを纏った後ろ姿と
日焼けなんて縁が無さそうな白い肌に
映える眩しいくらいの笑顔が思い浮かぶ。
そんな時、淡く光った枕元の携帯。
私のものだった。
開いてみるとそこには " 優斗くん " の文字。
それだけで胸が高鳴るのが分かる。
優斗くん : ねぇ起きてる？
まだだよ、とだけ返事をするとすぐに既読がつく。
返信を待っているといきなりそれは震えだした。
さくちゃんが起きちゃう。
慌ててベッドから抜け出して
起こさないように静かにベランダに出る。
深く深呼吸をしてから画面をタップした。
「も、し…もし」
『Aちゃん？』
「っ…は、はい」
ちょっと遠慮がちな声が私の名前をなぞる。
今まで名前なんて何度も呼ばれてるはずなのに
なんで今日はこんなに照れくさいんだろう。
耳に携帯をぎゅっと不必要に押し付けて
その恥ずかしさを紛らわせる。
『…やっぱり気まずい？』
「え、いや………」
『って、気まずいに決まってるよね、ごめん』
「だ、大丈夫…っだけど」
どうしよう。
今まで優斗くんとどんな風に話してたか
全然思い出せない。
会話もぎこちなさすぎるし、申し訳ない。
これじゃあ意識してるのバレバレだし
なんだか優斗くんを避けてるみたいで。
『…………声、』
「声…？」
『声、聞きたくなって…Aちゃんの』
「っ…」
『えっと………そ、そろそろ切るね！
夜遅くにごめ…っ』
「待って…！！」
なんて返事したらいいか分からなくて
何も言えなかったけど
いざ電話が終わるってなると
まだしてたいって思ってしまった。
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はび - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！！(T ^ T)応援しています！頑張ってくださいっ ！！ (2018年6月22日 23時) (
レス) id: 1a6434a690 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - ドキドキしながら読んでます(；＿；)これからも応援してます！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: e8d9010515 (このIDを非表示/違反報告)
moema(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！これからも頑張ってください！ (2018年5月6日 0時) (レス) id: 43f5e476de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むう
| 作成日時：2018年4月25日 22時
