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籠の中から、 ページ1
「ん…」
夢が、覚めた。
また起きてしまった。そんなことを考えながら痛む腰を無理やり動かして体を起こす。
こんな地獄で迎える朝も、今日で迎えることは無くなる。
XXXX年/12/21。
終わりのなかったはずの地獄が、終わりを告げた日_________
⁂
不安を煽る警告音が施設内に鳴り響く。
それは、実験体が脱走したのだと、施設の職員に知らせるためのものだった。
「はぁ、はぁっ…」
呼吸をするのが速くなる。
苦しい。
それでも止まる訳には行かない。
この監獄から、逃げるために。
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